相手候補が、路地裏まで入ってきて、「この地域から立候補している○○でーす」「よろしくお願いします」とメガホン隊で宣伝。これは、新しい選挙宣伝方式として、共産党も大々的に取り入れたら良い方法である。
理由 ①公選法違反でなく、人海戦術が可能。地元でない動員部隊でも可能②商店街練り歩きのように、候補者がいなくとも、可能。
③ハンドマイクより、うるさくなく、必要な情報だけ伝達ができる。④暇人がやりたがりそうな方法である。⑤地域の評判になり、道で会った人とも対話も可能など。
これを、路地裏メガホン作戦と名づける。
今回の選挙戦を通じて指導の欠落した部分は、「支部会議を要として、選挙選の展開をとする」という視点だ。最低、週一回、あるいは、忙しくなっても、連日の支部会議を基礎に、到達点の整理、必要であるなら、職場支部の党員や後援会の人も参加していただいて、活動を広げていくという指導の一般的な強調が欠けていた。
その結果、ズルズルとした選挙戦のままで、活動が拡大しなかった。この指導の欠陥の責任は、選挙闘争本部にある。
宣伝物の作成の視点は、「志位委員長の訴え」という視点で作られているようだが、委員長の訴えは、基本的に支持者を対象に想定されているものである。しかし、宣伝物というものは、支持していない人への働きかけを想定して、それらの人の意識に訴えかけ、変化をつくりださなければならない目的をもっている。
だから、企業広告もワンコピー何千万円という苦労をしている。
悪評のテレビ広告以来、ますます、保守的になっているようであるが、ここは、宣伝局に天才ゲッペルスのような才能がある人が現れないと、局面は、変わらない。才能を生かし、発揮させられないのも、悲しい現実である。