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党員用討論欄

惨敗の弁明

2003/4/29 山下拓郎、40代、自由業

 敗因は今後、様々な総括がされるのであろうが、結局「党の主体的な力量の欠如」「公明党の異常な反共攻撃」の二点で終わるでしょう。しかし党 幹部は根元的な総括を打ち出せなければ「衰退」の道から抜け出せないのでないか? 52議席の定数で、たった3議席のミニ政党になった世田谷区に見る都市型選挙民の選択肢をどう見るのか? 金子勝と青木雄二の共著「悪魔の予言」五月書房の中での金子氏の言葉に説得力がある。

 「・・・しかし共産党の政策も守りなんです。残念ながらそこに問題があるんです。たとえば不良債権どうするかというと処理しない方がいいという。処理しなければどんどん増えて中小企業は潰れていくだけなのに。結局、そういうとこでも政策は出せないし、たとえば「軍事費と公共事業費削って福祉にお金回せ」とか「中小企業に今まで通り支援しろ」とか「自分たちの支持層に受けるスローガンしか出していないんです。日本全体をそう変えていくかというビジョンを出せる政党になっていないんです。」