2月中旬に責任をとる形で党は若林義春氏を擁立しました。その後、反石原候補として樋口恵子氏が出馬しました。なぜ若林氏はおりないのでしょうか。
反石原とは180度逆でなければ、いけないのでしょうか。後から出てきたら、後から出た方が悪いというのは理屈が通りません。都民がどう判断すべきかが最重要で、石原流を求めない選択肢に、若林氏である必要が見出せません。
すでに朝日新聞の調査で、無党派層の3%しか若林支持にまわっていないことは判明しています。ここでこの数字を信じずに、世論操作をいう党員がいれば、離党してください。前回の三上選挙の最終盤でも同様の人がかなりいましたが、その手の世論調査無視は新興宗教です。
寝たきり手当に否定的とか、保育所は民営が基本とか、樋口批判を言いますが、寝たきり手当を即時きれとか、保育所は株式会社がすべきで公立私立はなくせなどとは言ってないわけです。これを石原と同じと言って、誰と組もうというのですか。
生活者ネットまで石原与党といいますが、ネットを選んだのも都民。自民党と共産党とネットの選択で、ネットに入れた人とは組めないという視点は唯我独尊です。
仮に若林氏が奇跡的に宝くじ的に当選したとして、今の公約が議会勢力で実現し得ますか。しませんよ。労組としてたたかえない公認を出したことで石原1期の4年、そして2期目の4年の8年の空白を与えることになります。若年組織構成員の政治離れは加速します。その責任は樋口陣営でなく、共産党にあります。20年来、まともに保守本格候補やタレント候補と向き合えない候補しか出せない革新都政をつくる会はただちに解散を。つくる会や都政懇談会が出せなかったことを理由に責任候補を出すのは、都民感情から離れ過ぎです。反石原候補が出ないなら公認を出すというリミットを設定して出すべきでした。選挙が終わり次第、本格的な総括を石原ノーの都民に対しておこなうべきです。