貴方のご投稿拝見しました。投稿日から判断して、恐らく選挙の結果が出る前に敗戦を的確に予測されていたのでしょうね。
さて貴方のご投稿では、「敗戦の主因は電話作戦の軽視」ということでした。無論それも一つでしょう。しかし主因はもっと他のところにあるんじゃないんですか?「選挙戦術以前のもっと根本的なところに敗因はある」と、小生は思います。
前回は90年代後半の政党再編の中で、行場を失った旧社会党票が共産党に流れた「漁夫の利」的勝利でした。しかし我々の運動は「旧来型の民主団体頼み」のスタイルから一歩も抜出せず、これら批判票を獲得しながら党勢拡大に結び付けられませんでした。しかもこの4年間の「不破志位柔軟路線」は、「唯一の野党」としての我党の価値を「他野党と大差ない党」にしてしまいました。結果的に「一時的集結した批判票」は再び我党を離れてしまい、「長期低落傾向」の中で、「90年代前半並みの低水準に戻った」ということでしょう。(無論大県でありながら新たな空白を作り出した愛知、減少を最小限に食止めた京都大阪、惨敗の東京、首長選挙で党推薦候補が乱立候補の中に紛れた神奈川北海道札幌等々、地域によって程度差はありますが、全国一律の敗戦であったことは事実でした。)
大事なことは、今回の結果をきちんと「敗北」と受止めて、従来型の「後半戦終了後の中央委員会総会決定を全党の総括として、下部党員の尻を引っ叩いて読了させてこと足れり」とするのでなく、「全党から貴方や私のような様様な意見を出し合って総括していくこと」だと思います。(現在の中央委員会に期待するのは無理かも知れませんが。)
私が党中央に望むのは、「今回の結果を敗戦と受止めて、その原因を反共攻撃にのみ求めるのでなく、イラク戦争反対や健保改悪反対を唱えながら何故それを有権者の我党への支持に結びつけられなかったのか、真摯に原因探求していくこと」であります。