若手への後継者の育成がうまくいかない問題では、原因は明快である。古い幹部が、若手を登用しないからである。
共産党の幹部は、若手を指導したり、自分達に賛同する人間を育てて次世代へ権力を移したいたいとでも思っているようだ。まったく、そんな都合のいいようにいくわけはない。
まず、若手を登用して、自分は身を引くくらいの覚悟がなくては、だめだ。全国に20台の支部長が何人いるの。地区委員長はどう。常任幹部会委員に30台がいるの。いずれも、権限を譲らずして、若手が育たないなどいうのは、古い幹部のたわごとである。
幸いにして、総会というのは、半年に一回と比較的短い期限での開催が義務づけられているので、これを守らせ、ポストを若手にという方針を打ち出すべき。大幅の年代層の入れ替えを敢行しないと、新しい芽は育たない。「そんな方針は、俺が死んでからだしてくれ」ってか。