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党員用討論欄

「運動戦」から「陣地戦」へ

2003/6/10 大鷹、50代、労働者

>発達した資本主義国における支配階級は、(中略)政治的・組織的予備力をもっている。こうしたことは、きわめて重大な経済的危機さえも、政治の分野に直接影響を及ぼさないということを意味する。政治は経済よりも常に、しかも著しく遅れる(グラムシ、片桐薫『グラムシ・セレクション』)

 これはまるで日本のことではないか。

>新しい革命運動では、まず国家権力をにぎってから、国民的同意を達成するのでなく、政治変革のまえに、プロレタリアートが国民的同意を市民社会における「知的・道徳的」改革の形でかちとらなければならない。歴史的ブロックにおける強制と同意(ヘゲモニー)、政治社会と市民社会、運動戦と陣地戦などの問題を一つの「政治の科学」としてねりあげる必要を指摘したのはグラムシが最初です。それまでマルクス主義には国家論や組織論はあっても政治学はありませんでした。(石堂清倫『わが異端の昭和史』)

 石堂は党から追われている。

 われわれは「運動戦」時代の考え方から一刻も早くおもいきって脱皮しなければならない。