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党員用討論欄

イラク新法国会討論 志位委員長に助言します

2003/6/11 長壁 満子、40代、金融

 国会討論つまみ食い
 土井 イラクに自衛隊をおくるということは、集団的自衛権行使に踏み込むのですか。
 小泉 それは、むかーしからの議論で、自衛隊が行くと全て戦争になるのですか(飄々と)。
 菅  大量破壊兵器が発見されなかったら、小泉首相はどうされるつもりですか(首相をいたわりながら)。
 小泉 いずれ、発見されるとおもいます(涼しい面で)。
 志位 いかなる根拠で、大量破壊兵器があると判断したのか(迫力ある問い詰めで)
 小泉 大量破壊兵器が見つからないからといって、・・・いいですか。フセインでさえ、まだ、見つかっていないのですよ。フセインが見つからないから、フセインがいなかったといえますか(笑い)。
 こういうおちゃらけ国会が、連日おこなわれているのである。最低年収1、000万だかの議員たちが、私達の税金で、長々と、お笑いをやりながら、「殺しへ」の地ならしをする。サクラや、かえるらが、ゲコゲコさんざめきながら、暗殺集団よろしく、世界戦争ゲームに加担するのである。これらの身内・親族は、よもや、現場には行かないとおもっているのだろう。
 民主党の菅をはじめ、社民、共産を除く議員の、なんという堕落。わたしは、民主党議員など、金輪際信じない。棄権をした女性議員を除いて。
 中村という御用学者が、これまた、サービスをするのだから、何おかいわんやである。
 「民主党は、イラク戦争の賛否をはっきりいわなかった。変わりましたね。安全保障・外交を現実に、国益本位に考えながら、これから出てくるものをみて、対応していくということなのでしょう。こういう態度をとってくると、政権交代はありうるかな、とおもいますよね」。
 「何でも、反対ではなく、現実をみて、政権をになうという意識がでてきたということでしょうかね」。
 女キャスターも大きく、うなづきアナウンサーとなる。

   イラク、パレスチナ、アフガン、ミャンマー、チェチェン、リベリア、フィリピン、インドネシアで、イラク攻撃を起点にして、世界内紛戦争が始まりつつあるこのときである。イラクでは、米英軍の相変わらずの弾圧、占領で死者が毎日でているというのにである。
 こうした戦場に自衛隊を派遣し、何をするというのか。
 自衛隊が軍隊であることを、憲法に明記するべきといったのは、だれであったか。中2の息子は、小泉の言葉を聞いて、「自衛隊が軍隊でなかったら、何なのか」と、一蹴した。

   それにしても、志位さんに一言。
 大量破壊兵器のみに、固執する戦略は不十分。あってもなくても、イスラエル、アメリカの未曾有の大量破壊兵器の前には、そらぞらしい。
 大量破壊兵器がなかった証拠として、ブリスク委員長等その他の有力な証言もあるけれど、もっとも、効果的なのは、どこにあるか分からぬ大量破壊兵器地点に、米国の大量破壊兵器は未曾有の惨事をまねくということ。
 そして、自らの国がやられるとき、実際イラク兵は一万人は殺されたというとき、あるなら、大量破壊兵器を使わぬ手はないということ。武器も使わずに殺されることを選ぶ人間などいないのではないか。いくら、フセインがお人好しでも。
 こうした最低限の常識、こどもでもわかる理屈を、どうして、国会議員さんたちは、分からぬふりをされるのか。志位さんは、本気で有事法反対してくれているとおもっているのですが、どうも、国会討論をみていると、疑問だらけになるのです。自分がフセインだったら、やられる側だったら、と想像してみたら、意外と簡単ですよ。
 また、北朝鮮問題も、同じです。商業紙とちがって、節度はみとめますが、もっと、切り込んで、くれませんか。北朝鮮の現在の実態を、中立な視点で、追及すること。ノドンがいかほどのものか、科学的社会主義的に分析したらどうですか。これほど、注目をあつめている北朝鮮が、そのために、理不尽なバッシングを受けている国が、さらに、悪さができる余裕があるとおもいますか。
 もっと、素朴に、物事をみてください。
 また、国会でのこうした稚拙な議論にだまされる一般人はともかく、専門家、学識者はきちんと、ものをいったらどうですか。原稿料をもらうときだけでなく、講演料をもらうときだけでなく。
 本間さんでしたか。一般討論で、不審船に関しての見事な分析をなさっていましたが、そうした、優れた視点をとりいれることが必要ではないですか。
 今は、本気で、党の命を賭けるときですよ。10日の集会もいいですが、この際、社民党とがっぷりくんで、本質論でいってください。一皮むけば、すごい力がでてきます。無党派層、ゆで蛙も、やりかたによっては、吸引できますから。
 そのためには、田英夫氏などは、反戦の看板として、利用させていただくこと。かれはそうした意味で、象徴です。
 心をひろく、深く、本気で、お願いいたします。