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党員用討論欄

あまりにもタイミングのいい筆坂氏辞任

2003/6/24 長壁 満子、40代、金融

 しんぶん赤旗、「全員一致で党綱領改定案を採択」と報じたその日、朝日夕刊、一面に「筆坂議員、セクハラ辞職」
 何のことかと、目が点になったのは、私だけではあるまい。

 「5月27日、ある女性からセクハラの通知があり・・・本人も認め自己批判して・・辞職した」と、市田氏。
 「ある女性に酒席でセクハラ行為をし、精神的な苦痛を与えた」と説明しただけで、党は不祥事の詳細を発表していない。

 評論家・佐高信さん

 「筆坂さんは草食獣のイメージがあったので、意外。政府自民党を追及する立場の共産党には、特に身を律する厳しさが求められ、許されるべきことではない・・が、ダーティなタカ派がとがめを受けず、セクハラなハトだけ転落するのは、腑に落ちない」

 過日、5月23日、「有事法反対」の明治公園 の集会で、筆坂議員の張りのある声が耳にのこっています。陸空海港湾労働者も参加、きれいなお姉さんも登場し、募金集めのとき、「スチュワーデスさんにあたった人は、さらに増額を」と、司会のきれいな女性の声に、いつまでも大破顔で応えた筆坂さんが、ちょっと、気になりました。そういうセリフが自然に設定されるということにも?でしたが。
 「そんなに、歓ばないで・・」と、心のなかで、つぶやきながら、「新鮮なのかな」と、あるいは、共産党も巷の多くの男性と同じなのでしょう・・と無理やり、納得させた私でしたが。
 さて、私に残る唯一の疑念、共産党の対応です。
 市川氏のときは、週刊誌が詳細に報じたのですが、単なる大人の恋愛関係でした。相手が反共?側で、天皇が大好きな価値観をお持ちのかたで、自分に無いものにひかれたのでしょうか。相手の女性が、党本部に乗り込んできて、党は、処分を決定です。
 共産党は、いざというときは、党員でなく、個人でなく、党の名誉?を守る組織なのだと、そのとき、おもいました。
 さて、今回も、優秀な筆坂議員を辞職させるにあたって、みんなを納得させるだけのものが必要です。
 酒席で・・とあるのですから、そうした席でしょう。どうした立場のかただったのでしょうか。怖いおにいさんがついていたのでしょうか。あとで、心変わりしたのでしょうか。反共側の人だったかも・・・つぎつぎ、疑念がわきます。
 ちなみに、校長の捏造事件で陥れられた渡壁先生は、「エレベーターにのるときは、女性と二人きりには絶対ならないように、警戒する」といってます。
 共産党議員は、一歩でれば、7人の敵どころか、9割の国民の敵がいるのです。くれぐれも、慎重にお願いしたいところです。
 そして、木村知事もそうですし、田中真紀子氏、辻本清美氏もスケープゴートのようなものですが、今後、反政権党の人間は、あらゆる警戒と防衛が必要となります。
 共産党の対応をみていても、そうですが、やはり、旧い男社会のような気がします。フェミニズムがかんじられない。
 数だけ、自慢するのではなく、日ごろから、女性と交流することです。対等に話し合うということをしていますか。
 幹部は、なぜ、男ばかりなのですか。中東に行くのは、どうして、男だけなのですか。
 共産党は、旧い衣を脱ぎ去り、さわやかな風をとりいれてください。ともかく、このまま筆坂さんをやめさせるのは、マイナスです。相手の女性も、訴えるのなら、大まかな内容を公開するべきです。
 身びいきかもしれませんが、筆坂氏が辞任する理由を現国会議員にあてはめたとしたなら、9割は、辞任する資格があることでしょう。(個人的には、それでいいとおもいますが) ともかく、真相が全くわからないままの筆坂氏の退場は、党にとって、大きな損失です。今のままだと、筆坂氏のおどろおどろしいイメージと、党の硬直性を暴露するだけです。