共産党中央委員会 志位委員長殿
筆坂議員は、議員辞職する必要はありません。党の拙速を危惧します。
まず、事実関係、背後、そういった状況説明を、お互いのプライバシーはプライバシーとして、我々に説明するべきです。
そして、男性一般の意識の問題として、真摯にとらえ、特に、党幹部の方々が、自らの問題として、徹底して討論されることを希望します。
筆坂議員を辞めさせればすむ、という問題ではありません。
これを機に、更なるファシズム体制と向き合い、根源的には相通ずるものを徹底糾弾するべきです。また、この問題は、女性問題でもあります。女性議員と、本音でかたることをしてください。末端の党員の意見をもとめてください。
誤解を承知で、あえていいますが、犯罪性の程度を明らかにすべきです。少なくとも、強姦・殺人ではないのですから。
希望は、筆坂氏自身の今後の自覚次第ですが、きちんと、検証し、再び、国会で、疑惑追及の第一人者として、活躍されることをねがいます。今日までの、筆坂氏の姿勢をみていれば、敗者復活は充分に可能です。
朝日には、佐高信氏の言及、また、社説での言及など、私の危惧と通じる声が掲載されています。もう少し、周りの意見を、党は聞くべきです。金太郎飴ばかりをよしとするような「中央村」で、幹部の男性のみで、膠着した結論をだすべきではありません。
ほとんどファシズムを感じさせる、今回の党綱領改定案に対する反応にしてもそうですが、党は、本当に、このへんで、性根をいれて、問題にむきあってください。「さざ波通信」という討論欄でも、連日、真摯な論争が繰り広げられています。異論や異見をも大切にするべきです。
「清潔」共産 看板に傷 退潮傾向に拍車もーーなどと、敗者に鞭打つ論調に乗っからないためにも、同じ朝日の社説に見られる提言の方を肝に銘ずるべきでしょう。
共産党の盛衰は、まさに、今後の筆坂氏と党の判断にかかっています。雨降って「土砂崩れ」でなく、「地固まる」にしてください。
着々と、「人殺し法案」が、反共サイドでねられていきます。この今という、歴史の節目にあるときに、党は、くだらない、しかも無視できない懸案で、墓穴を掘ることの無いように、願います。
改めて、筆坂氏の議員辞職を撤回し、まず、その問題点を明らかにしてください。