先のどなたかの投稿に「国会議員と党幹部職員は自宅以外では酒を飲まないという内部規定がある」というのを初めてしり、意外の感がしたのだが、やはり、この化石のようなルールが温存されていたのかと、改めて、共産党の体質を理解した。
志位氏は、今回の筆坂氏の不祥事で、改めて、このルールを徹底させることで、党としての断固たる姿勢を内外にみせつけようとこころみたのだろうが、これは本末転倒もはなはだしい。
そもそも、飲酒云々はプライバシー中のプライバシーであろう。議会中ならいざしらず、人の嗜好にまで介入してくるとは、どういうことか。
私は、今回の不祥事を契機として、本人及び党の真摯な対応こそが、信頼回復につながり、党勢奪回のチャンスにもなりうるーーとおもえたし、「やはり、共産党だけのことはある」といい意味で頑張ってもらいたかった。
が、これでは、党の硬直性及び、党員のレベルの低さを党自らが暴露するだけに終わりそうである。
志位氏は「党員一人が不祥事を起こしただけで、攻撃の対象になる」と厳しい表情で語ったと言われるが、だからこそ、「酒を飲むな!」ではなく、「不祥事を起こすその人間の属性と倫理観」をこそ、徹底検証すべきでないだろうか。
志位氏の今回の処置は、たとえば、毎度夜遊びする娘の不祥事を、親がとがめて「門限を10時ならぬ日の落ちぬ夕方まで」とし、夜、ネオンが灯る時間帯は外出禁止とするようなものである。
ここで、考えていただきたいのは、セクハラという醜い行為は、禁止されたからしないというものではなく、人格そのものであるということだ。仮に人格が歪むような状況、体制があったとするなら、そちらが問題の根源かもしれず、早急に改善しなければならない。
それに、セクハラは、日中であれ、夜であれ、男女いずれであれ、他人であれ、妻、恋人であれ、何人にたいしても許されない犯罪行為である。
家庭内、身内ならどんなセクシュアルハラスメントも許されるとおもっているなら、とんでもない間違いである。
レイプ相談員の友人の話をきくまでもなく、また、数々の男性犯罪を調べるまでもなく、この手の事件は、本当におぞましい。政権を担う側の輩に限って、そのおぞましさは、急カーブを描くが、やはり、支配構造とかかわってくるのかとおもえてくる。
たまたま明るみにでなくても、先の太田氏、橋本聖子氏・・そして、過去現在政治家から官僚にいたるおよそ権力者階級にいる人間の日ごろの言動をかんがえれば、セクハラ問題がなにを象徴しているかがわかってくる。
中学生の息子は、最初筆坂さんの件を知り、次いで、太田氏ら「レイプの元気」発言を聞き、「筆坂さんは討論の余地あり」「太田発言は論外」ときりすてました。
子どもにいわせると、筆坂さんが実際のところ、何をしたのかわからないが、「太田氏こそ、永久レイプ犯、潜在的なレイプ犯」そのものであるということでしょうか。
こうした、潜在者は、各界にぞろぞろいるのであろう。あらためて、日本の民主主義とやらの正体、そして、今、国家主義へと驀進しているこの国の在りようがすけてみえてくるというものだ。
先に、私は、現在の戦争へ向う流れを「日本の精神病院化」に譬えたが、共産党は、もうひとつの隔離病棟ではないのかとおもえてくる。日本の戦争病理にたちむかうのでなく、その病理を徹底解明して、分析検証するでもなく、ただただ、隔離し、戦争ウイルスに近づけぬ方法で、やり過ごす。
アイデンティティーの曖昧なロボット人間が、純粋培養された隔離質から、いくら「戦争反対」「セクハラ反対」を叫んでも、所詮同じ穴の狢であろう。
真の反戦運動が力をえない理由がここにある。9割のゆで蛙列島に、3分(3%)の共産金太郎が加われば、日本の未来がどこへいくか・・・
アフガン、イラク、パレスチナ、その他の国々で戦争は拡大、ただいま、世界戦争の渦中です。
まもなく、イラク法案はとおり、狂人どもは、ますます、つけあがる。
日本でも、ついに、若手ネオコンが登場。与野党103にんのネオコンがのろしをあげた。ブッシュ狂人は、世界のどこからでも、短時間に、テロリストであれ、国家であれ、破壊できる兵器を開発中。「きちがいに刃物」が、地球を闊歩する。
数少ない正気の人間は、のんびりしていないで、これら患者のロボトミーを施術する技術を早急に、身につける必要がある。