横レス失礼します。お二人のやりとりを拝見していて、どうしても口出しせざるを得なくなりました。
匿名希望の准看護婦さんへ
1)貴方のご職業から推察するに、「学生運動」とされているのは看護学院時代のことなのでしょうか。一般大学では学生自治会は公認で、少なくとも私達の時代は「学内集会開催は自由」でした。看護学院の場合は各種学校扱いで学生自治会も一般に公認されていませんから、「学内集会は許可制」ということだったのでしょう。しかし「学内集会の自由」を求めることが何故「共産党の運動」になるのですか? 無論一般施設や公道で集会するなら「許可制」は当然です。しかし「学内集会」は、公共の秩序に反しない限り「学生自治の一環」として自由であるべきです。(因みに全学連は、看護学院等も准看制度の廃止と絡めて、各種学校から一般大学への移行と学生自治会の公認を主張し、看護学校学生自治会の加入を認めていました。)
2)貴方は「党員学生はもっと学べ」と仰る。それ自体は結構なことですが、だったら何故Yさんに「共産党専従になれ」と仰るのですか? 私には全く理解できません。党専従になったところで、活動に追われるだけじゃないですか。学生からいきなり党専従になった人間の不様ななれの果ては、「エイリアンとして党員支持者からさえ見離されて、基礎票の半分しか取れず石原の独走を許した」若林氏の例を挙げれば十分でしょう。少なくとも真剣にYさんの将来を考えられるなら、「絶対専従なんかになるな」というべきじゃないんですか。
青年Yさんへ
1)貴方ご自身もフリーターであるように、青年学生の就職難は深刻です。しかも今回の「国立大学独立法人化法成立」により、「受益者負担、教員身分の不安定化と成果主義の導入、教授会自治の制限、産学協同の推進、文科省管理強化の一方で国庫補助の削減」と益々大学を巡る状況は深刻化しています。まさに貴方も仰るように「一般学生にとってはどうでも良いこと」どころではないはずです。
2)これだけ深刻な状況がありながら、党の学生支部への指導は「点検と党勢拡大」のみ。多くの心ある同志達も高学年になるに連れて嫌気がさして次々脱退して、卒業する頃には貴方だけが残っていた。--推察するに、こんなところが貴方の学生時代の党活動の実態だったんじゃないんでしょうか。
3)私から貴方へのアドバイスは、(私自身の学生時代への反省も含めて)「学生時代の勉強不足を補おう。先ず就職先を見つけて社会人になろう。党活動を継続するかどうかは、その上でのこと」というあたりです。
最後に。私の経験からいっても、貴方が学生時代に党活動や自治会活動で得られたものは(無論失ったものも少なくなかったとは存じますが)、貴方がどういう道を辿ろうと、きっと「将来深いところで役に立つ」ことでしょう。