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お気遣いとても、ありがとうございます。
大歩様に指摘されました「触らぬ神にたたりなし」の私に、あえて進言いただいて、いたく感謝しております。
さて、私の先の原稿「世界が束になればアメリカなんてイチコロです」は、当然この間の一連の戦争、マスメディア・世論の流れ、そして、ここさざ波の「戦争勢力の武力歓迎」論に対する、私の危機感の表れとしてなされたものです。
有事法、イラク特措法を推進する「戦争勢力」の源には、中東・アジアに対する差別意識があり、米国の優越・ネオコン理論とつながっていることもまた事実です。
わたしは、こうした戦争構造を意識したうえで、モノをいっています。そして、この右的世論に抗することが、私のさざ波参加の動機です。
この度、国連自爆攻撃等に際し、相変わらず短絡的な発言が目立ち、それに対して、東さん、さつきさんの正当な発言があり、私はこれに賛同し、補完する意味もありました。
アメリカの暴虐に対して、言葉を何度つらねても、変わらない無残な現実、それどころか、どんどん、軍事国家に成り果てる日本。どうしたらとめられるのか。プロパガンダに絡め取られる日本人に、どうしたら、そのマインドコントロールがとけるのか。急激な右傾化のスピードにあえて「異論」を投じました。
それに対して、かがさんの忠告。
まず、危険な思想とのこと。これは、先に大歩さんに指摘された過激ということでしょうか。私はこの過激という言葉が、今もって、わかりません。どうやら、本質に近づいて直截にものを言えば言うほど、過激または、周辺から浮き上がった異論と受け止められるーーということがわかりました。
日本列島が「ゆでがえる」化しているのですから、当然私は、そんなほどよい「戦争湯」に氷を突っ込む役割をしているのですから、そうした反応は驚くに値しません。
ただ、かがさんのような方からの指摘なので、その真意をしりたくおもいます。どれが危険な思想の中身に値するのかを・・・
それはそれとして、討論する場合、そのテーマにたいする、ある程度の共通認識がないと、話はまた、かみあいません。それぞれの土俵から一方的にさけんでいても、最後は、誹謗・中傷の類のままで終わることになりそうです。
最近、気になるのは、米国は世界一の核・大量破壊兵器をもち、武力と経済で世界を支配する帝国として、手も足もでないーーといった認識が基盤にあるような気がします。
とくに、右派は、アメリカは、真っ向からは太刀打ちできない。だからまちがいであろうが、国連違反であろうが、米国に追随しかない。手を結んでおけば、かりにも、殺られる側ではないーーという本音が、基盤にあるのだろうとおもいます。この上で、小泉、石破、石原各氏らは、その昔、戦争の甘い汁をたっぷりとすい、加害は認めたくない位置にいた祖父母を身内にお持ちなのでしょうか。
宗旨改名の浅生発言ですが、彼の生家は炭鉱での朝鮮人強制連行・強制労働酷使の張本人だったそうですよ。自民党政権を担う重鎮等は、多かれ少なかれ、こちらのタイプなのです。その２世、３世が、好戦家かつ、その負い目を隠蔽したいのもまた、そうした理屈でしょう。みなさんは、一度、化石発言を繰り返すかたがたの家系図を検証されてはいかかがでしょう。
民族差別発言を繰り返す石原氏も、なにか、相当な理由がありそうです。常識では考えられないようなことを、その権力のもとでなされるときは、理由があるわけです。ここでは、これ以上いいませんが、インターネットで、検索すれば、数すくないですが、いろんな事実がわかってきます。
人間ことをなすときは、自分にとって、利益があるとかんがえなければ、起こしません。国民のためだとか、国益だとかの言葉がでてきたら、要注意です。戦争というのは、何時の時代でも、どこの国でも、一部権力者が自らの失政をごまかし、その野望のためになされてきたのが、歴史的事実です。そして、そうした国々もまた、世界の超大国、今ではアメリカが中心となって、各国を捨て駒として、戦争利用しています。こうした戦争構造を認識していないかたには、わたしのいうことは、宇宙人の言葉のようにうけとめられるのではないでしょうか。
かがさんが引用された私の文章「国際的なルールを守らない殺人国家米英日とした上でアメリカは小国と見下しこの国をごろつき・狂人国家と断定した上で兵糧攻めにして包囲殲滅すればいい、どうせ核だって破滅が怖くてうてやしない・・・」は、正確ではありません。どうして、このように、脚色なさるのでしょうか。
私は、たしかに、いままでも、今やられている戦争は、蛮行であり、狂気そのものであるとおもっています。ですからそれに追随するものも、これに準じます。アメリカを小国と見下し・・というのは、そうみたらどうか、という、わたしの提言です。品性、知性からいっても、ブッシュ政権をになうひとびとは、尊敬に値しないどころか、人間性をうたがうものです。「核は破滅が怖くて撃てやしない・・・」とはいってません。それに米国は核をすでに、つかっています。
日本への原子爆弾、湾岸戦争時にイラクへおとした劣化ウラン弾、アフガニスタンでも、また再びのイラク戦争でも、核同然の凶器（デージーカッター、さらに改造された限定実質核とも言えるものを使用）が大量に、つかわれました。
ですから、世界がほろびるまえに、米国の狂気を迎え撃つべく、つまり、先制攻撃論で心理的圧力をあたえてはどうかと提案したのです。
いままでは、米国は、常に殺る側です。殺る側として、中東いがいの国は、認めて(諦めて）しまっています。９・１１がみせつけたのは、そうした米国のおごりでしょう。常に攻撃されてきた側の反撃だったのではないでしょうか。もっとも、この９・１１も、当日１、０００人のユダヤ人が出社していませんし、飛行機の激突だけではない、他の要因がうかがえるその証拠はすべて、隠蔽されています。
また、私がブッシュ、ブレア、小泉と同じセリフとおっしゃいますが、対抗上の理論としてつかっているまでで、相手の実質なされた蛮行を迎え撃つ戦法としてのべたものにすぎません。彼等のいっていることは、その実践においていってるわけで、その点、雲泥の差があるのではないでしょうか。
要は桁違いの破壊が自らにむけられているとき、それを阻止するために、それと対抗するちからは何なのかということです。太刀打ちできない武力に勝つ方法は何なのかということです。日本は、自分のみ、助かるために、他国をつまり、イラクを北朝鮮を犠牲にする方法をえらぼうとしています。米国の蛮行に加担する道をえらんだのです。
ですから、わたしは、そうした戦争勢力と対峙しているのです。どこの国も、自らの破壊は怖いでしょうから、その一歩手前でとめるはずです。そのところを、捨て身で、やられる側は、突いたら・・と提言したのです。北朝鮮の戦法は、冷静にかんがえれば、まさに、この戦略ににています。偏見や憎悪・差別をはぎとって、今やられている現実を、しっかりと見抜いた方がいいとおもいますよ。
誤解を承知でいいますが、金正日が野蛮人なら、とっくの昔に、日本は消滅しているとおもいますよ。核発言もしないでしょうし、拉致の告白もしないでしょうし・・・こんなことも、みなさんは、わからないのです。日本での罵詈雑言の類も、筒抜けですよ。
ともかく、アメリカが軍需産業を基幹産業として、世界へ軍事支店（基地）をだし、政治・経済を丸ごと、支配しようとしいるのです。つまり、アメリカの世界植民地化です。まず、日本列島の沖縄化です。本来右翼は、こうしたことに、真っ先に意義をとなえるべきです。愛国心があるなら、沖縄の米兵の犯罪を、糾弾するべきです。民族自決権を戦っているイラク、北朝鮮を擁護するべきです。だからわたしは、本物の右翼なんて、日本には、いないとおもっています。
最後にかがさんがおっしゃる「中国もロシアもコスタリカもフランスも南北朝鮮も国力に見合うだけの悪行を行い背負っているのです」が、国としてネガティブな部分は当然もっています。ですから、それを教訓に、ポジティブをめざすべきなのではないですか。日本でいえば、アジアの人たちに未曾有の犯罪をおかしたのですから、真摯に見つめることから出発すべきです。各国もまた同じです。利害もまたおなじです。利害を調整しながら、人道的な面を最大限いかすべきなのです。日本は、米国の広島・長崎への爆弾を許してはいけないのです。同時に、アジアの人になした罪は麻生氏たちをはじめ、真摯に謝罪し、和解からスタートすべきなのです。 罪や負い目を隠蔽、あろうことか、なきものに脚色しようとするから、武力が必要になり、米国の犬として生きようなどとみみっちい選択をするのです。
現在、イギリスのブレアがおちこんでいます。プロパガンダの一部が暴露されたことが原因です。ブッシュもまた然りです。今回のテロ攻撃で、またまた、愛国心をもりあげて、テロ掃討戦争をはたらきかけていますが、乗るのは、せいぜい、日本くらいでしょう。日本の民衆が一刻も早くめざめないことには、米国とともに、世界のなかで孤立し、世界中で信頼をうしなっていきます。
こんな私の思考のどこが危険なのでしょうか。