返レス有難うございました。実は貴方宛の返レスはしたためていたのです。しかし表現がきつくならざるを得なかったので、投稿をためらっていました。でもこの度、匿名希望の准看護婦氏より「貴方へ返レスせよ」と度々挑発されましたので、投稿しました。
1)折角「専従になれ」とお勧めくださいましたが、あいにく私にはその気は全くありません。何故なら「専従=職業革命家」とは、「20世紀社会主義の遺物であり、ソ同盟の崩壊と共に腐朽し死滅して歴史博物館へお蔵入りする職業」だと考えるからです。党中央のいうような「日本共産党が他国の共産党より優れているから、現在も衰えたとはいえ一定の党勢を保っている」のでは、決してありません。さざ波通信編集部も指摘されているような「下部党員、専従に過度の負担をかけた計画的党勢拡大方針によって、辛うじて命脈を保っているに過ぎない」のであり、「他国の党よりも崩壊時期が多少遅れているに過ぎない」のであります。党とは「国民が幸福になる為の手段」です。「党存続が自己目的化されて、下部専従と家族が不幸にされている党の現状」は、本末転倒も甚だしいのであります。「構成員とその家族も幸せに出来ない党」が、「国民を幸せに出来るはずがない」のであり、国民に鋭くその本質を見抜かれているがゆえに、党は伸びないのです。
2)貴方のお父様に関する記述を読んで、本当に情なくなってきました。人間誰しも、親は選べません。それだけに、親は子に(条件の違いはあれど)「生まれてよかった」といえる環境を提供する義務があると思います。子が「自分の親はこんなに立派な仕事をしている」と他人に誇れるような親になるべきです。ところが、貴方の場合は全くその逆。無論その責任は、貴方のお父様にではなく党にあることはいうまでもありませんが。そこで私なりの「貴方とお父様への解決策」を以下ご呈示しましょう。
3)党を不当に追い出された人達と家族ぐるみ交流しよう。
宮地健一氏、有田芳生氏(コメンテータ)、川上徹氏(同時代社主)らは、何れも(専従かそれに準じた立場でありながら)家族を抱えた身で党を不当に追われました。そして「元専従」では再就職もままならず大変な苦労を重ねながらも、専従経験を通して培った持前のバイタリティーで現在の地歩を築かれました。その過程で、ご子息も立派に成人なさいました。(これらの経過はHPや著書に詳しい。きっと貴方の参考になるはずです)。何れも有名人ですので、HPは検索できます。メールして、「貴方の苦悩」をご本人やご子息に相談なさるとよいでしょう。
4)父親の生き方を否定し、昇華しよう。
私の大学の後輩O君は、党市会議員の息子でした。そこで我々は党や民青に誘いましたが、父親に批判を持っていたので、決して加盟しませんでした。議員なので、息子を大学にやれる程度の収入はあったのでしょうけど。「全く親の顔が見たいよ」などと我々は毒づいていました。しかし20数年後の今日では、彼は自分の専門分野では「全国に名を轟かせる存在」になっています。これなど、「党議員の父親の否定の上に自分を昇華させた」典型例ではないでしょうか。貴方も「決して父親に義理立てして民青に加入するような真似」はせず、O君のような生き方をして下さい。
5)貴方のお父様の将来の選択肢(差出がましいとは思いますが)
専従とは、喩えていえば「北朝鮮帰国者」です。「輝かしい未来(貴方の年齢から察するにお父様は4、50代というところでしょうし、実際専従になられたと考えられる70年代は民主連合政府が語られるような時代でしたが)といわれて帰国した(専従になった)。しかし実際は地獄だった。しかし日本へも戻れない(転職も出来ない)」。いわばこういう状態です。如何に自分の意思で選んだ道とはいえ、修正は極めて困難です。今後の選択肢は
1、脱北する(専従を辞めて転職する)。
2、金正日一派(日本共産党中央)に反抗する。
3、地獄に残る(専従のままでいる)。
2、は現実に困難であり、自分が傷つくだけです。
3、で我慢して、かけがえのない一生を惨めなままで終わるのがよいのでしょうか。
私なら1、をお勧めします。転職は困難ですが、党活動で鍛えられた人なら、きっとどんな苦労にも耐えられるはずです。人間関係を失い、裏切り者呼ばわりされることを恐れてはなりません。それ以上のものを得ればよいのです。きっと宮地、有田、川上氏らとの交流経験が役立つことでしょう。
「党中央にとっての下部専従」とは、「金正日にとっての北朝鮮人民」です。「生かさぬよう殺さぬよう最低限度の生活で、都合よく動いてくれる駒」に過ぎないのです。党勢の低迷、政党助成金の不受理、町村合併推進による自治体数の削減と議員定数の削減、財政の目途の無い党本部建替え強行と党財政好転の条件は何もありません。専従の生活は今後ますます圧迫されるだけです。しかしこの期に及んでも、あくまで中央は庇護されるので、すべての矛盾の皺寄せは地方の下部専従を襲います。さあどうしますか? 脱北北朝鮮人民に学んで、下部から逃散という形で反抗しましょう。