総選挙を理由に、党中央は、綱領討議を中止した事を、編集部員の方は、非難して
おられます。確かに、その通りですが、それ以上に問題なのは、「第23回党大会決議
案」の取り扱いでしょう。
総選挙の為に、党大会を延期したのでしょう? だったら、党大会決議案を撤回す
るべきではないでしょうか?
総選挙の結果によっては、情勢は、一気に変化する可能性もあるわけですよ。新た
な情勢をどう見るか、新たな情勢の下で、どういう方針で活動していくか、という事
を、決議案に書き込む必要があるでしょう。そして、総選挙の総括を決議に書き込む
必要があるでしょう。
ですから、既に発表された「第23回党大会決議案」は、撤回し、総選挙の後、改め
て、新しい決議案を出すべきでしょう。
それにしても、党指導部の見通しの悪い事。新聞は、10月に国会解散という事を、
早くから、さかんに書き立てていたのに、何も対応策を取らなかったのですから。党
大会は、さっさと済ませてしまうなり、さっさと延期を決めたら、良かったのですよ。
そして、「第23回党大会決議案」の提出は見合わせるべきだったのですよ。
見通しが悪く、先の展開がうまく読めない党指導部では、選挙に負ける可能性が大
きいでしょうね。