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党員用討論欄

想いを寄せ集めて運動進めませんか

2003/12/30 T.T、10代、失業中

 日頃よりさざ波通信に投稿され、日本共産党を支持する、批判するそれぞれの立場からの討論を読ませてもらっています。ところで共産党を支持する、批判をするのは共産党を通して運動を発展させ、より良い社会を創りたいと考えてのことと思います。
 私も日本共産党の宮本・不破体制のあり方を批判的に見る一人です。
 しかし、如何に共産党を批判してみても、今の党中央委員会は選挙敗北の責任すら取らないばかりか、参議院選挙に向けては敗北思想に落ち入りながらも、反省し改革するなど当面有り得ないことと考えます。
 だとすれば批判と反論を繰り返していても、何の成果もないと考えます。共産党がどうあれ、暮らしと民主主義と平和のために、改善を願う私たちが下からの運動を行うことが、急がれているのではないでしょうか。
 そのためにはさざ波通信を中心に、どうしたら新しい展望を開けるか、それに伴う理論的根拠は何か、実戦的討論を戦わせ、あるいは可能であれば一堂に会して討論し、ともに運動を作り上げていきたいものと思います。
 ついでに私が願う社会について述べて、討論のつま(さしみのつまの意)に提供したいと思います。
 宮本・不破体制は議会主義に陥り、労働運動を軽視し60年安保で得た「若者」という財産を40年間に喰い潰しました。誤りの中心は議会主義にあります。選挙で日本共産党が安定した多数を占めることで、労働者・国民の生活向上、ひいては労働者階級を解放するといいます。しかし、国の主権者であるはずの圧倒的多数を擁する労働者・国民が、日本共産党の指導体制下での解放と言うことは、主権在民と矛盾する論理でした。
 私の目指す社会は、国民あまねく民主主義が、自覚的に貫かれ保障される国家です。そのためには先ず、労働者の中で最も苦しんでいる、全国すべての中小零細企業の職場で働く労働者の組織化を進め、職場の民主化を図り生活向上と政治思想を高めます。さらに大企業においても職場の労働者を組織し、職場の民主化を図ります。
 つまり、徹底した下からの民主化と政治的自覚を高めることで、政党支配を許さないたしかな民主主義を貫く道が可能であると考えるからです。
 いまベトナムではドイモイ(刷新)、中国では市場主義という資本主義的政策を進めています。ベトナム及び中国共産党が、どのような考えで進めているかは解りませんが、ベトナムでの貧富の格差が広がっていることはたしかです。そしてその格差を縮め下からの民主主義を貫くべき労働組合は、一程の企業では政府の後押しで労働組合が作られているようでうすが、下からの貧しい層からの労働組合の組織化がされていません。これを下から組織化を進め、それが政府の後押しで作られた官営の組合まで作り変えるなら、ベトナムの真の民主化も達成されるでしょう。
2004年に期待しましょう。