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党員用討論欄

K同志の指摘にお答えします

1999/6/30 編集部S・T

 K同志、このたびは編集部宛てメールの公開を許可していただき、ありがとうございます。K同志が指摘されているいくつかの点にお答えします。
 まず1点目、「自分の正体も明かさずに党の機関・個人を批判するのはアンフェア」ではないか、という点に関して。われわれは、自分たちが現役の党員であること、労働者であること、10年以上の党歴があること、党の内部ではいかなる役職にも就いていない最末端の党員であることなど、政治的議論をする上で不可欠な情報を明らかにしており、ネット上ではそれ以上の情報の公開は必要ないと考えます。「正体を明かす」というのが実名を公表するという意味なら、末端の党員であるというだけでなく、企業に雇用された労働者であるという点からしても、それは不可能な要求です。権力を持たない人間が、権力を持った公人や機関を批判するのに、一定の匿名性を利用するのは、必要最小限の知恵であると考えます。
 次に2点目、「疑問や批判は上級にぶつけることが可能でしょ? 電話、FAX.、手紙、電子メールとありとあらゆる手段をお持ちでしょ? 回答がなかったのですか?」という点に関して。もちろん、われわれは、このサイトを開設にするいたるまでに、この数年間、さまざまな方法で自らの意見を中央に伝え、党内民主主義を実効性あるものにする努力を積み重ねてきました。とりわけ、昨年の不破政権論をめぐって、会議等の場で繰り返し質問し回答を求めてきましたが、「上に伝えておく」の一点張りで、何らまともな回答を得ませんでした。
 3点目、「このHPで初めて共産党に触れたと思った、と考えられる青年の投稿を見ましたが、党に対する誤解・偏見が生じなければいいが、と思いながら読みました」という点に関して。具体的にどの投稿のことを指しているのか、「党に対する誤解・偏見」とは具体的にどういう意味なのか、お教えください。そのうえで改めてお答えします。
 4点目、「党員なら各級に質問する権利が保証されているはずです。意見を表明する自由もあります」という点に関して。われわれは、まさにこの権利ないし自由を行使してこのサイトを開設しております。たしかに、その権利の行使の仕方は、これまでとは異質なものですが、インターネットという新しい表現手段ができた以上、それが有効利用されるのは当然と考えます。もちろん、実名を名乗っているわけではありませんので、中央委員会が直接われわれに回答することは期待しておりませんが、このような異論の存在を知ることは中央にとっても有意義であるだろうし、また、われわれの主要な目的はここでの議論が党内での討論の材料になることですので、そのかぎりでは、こうした表現手段は有効であると考えています。
 5点目、「党外からの攻撃の的になるHPはおやめになったほうがいいと思います」という点に関して。このホームページが「党外からの攻撃の的になる」という意味が、今1つわかりませんので、この点、より敷衍してくださるようお願いします。