K・Yさんの投稿を見ましたが、学生の状態や民青の学生班や学生自治会の深刻な現状を打開したいという思いが非常によく伝わってきました。
私が私学の大学で学生自治会や平和委員会の活動を通じて民青や日本共産党に16年前に入ったとき、日本共産党の綱領や科学的社会主義など、学校や知人から学べないことを学習できたり、他の学生班の人たちと交流できたり、地域班や経営班の方とも交流できました。
その反面、友達との結びつきは少なかったです。それは、自治会だけでなくサークルやバイト先、クラブで友達との信頼関係を強めながら、民青新聞(民主青年新聞)の購読や班会議やレクリエーションにさそいながら、班の仲間に迎え入れることがなかなか、当時の学生班にできなかったからです。
今の大学の状況は、学費が高いこと、就職がなかなか決まらない、大学の施設はボロボロ、学生が社会に出るときに専門の学門や一般教養が十分学べなかったりなど、16年前よりも劣悪になっています。
K・Yさんが大変苦しいのは、よくわかります。でも、K・Yさんが、遊びや学習、他の階層の地域班や経営班の人たちとの交流などができるよう班の仲間をリードしてほしいと思います。
私は、大阪の八尾市会議員の田中ゆうこ(26歳)の選挙ボランティア団体である「田中ゆうことがんばる会」(通信の党員用投稿欄か問題別投稿欄を参照)で活動しています。
青年学生後援会は、どちらかいうと青年党員や民青同盟員が多数をしめていますが、この会は、田中さんの小中学生の同級生たちが田中さんを市会議員にすることで八尾市に青年の声を送りだそうということで結成しました。そして、党員や民青同盟員以外の方が会の中心になっています。会が新婚世帯の家賃補助制度の実現やダイオキシン対策、大型公共事業や同和行政の終結を公約にして取り上げた結果、定数36の厳しいたたかいのなか、田中さんは4千票近い得票で4位当選し、田中さんを含め日本共産党の議員が8人当選しました。
会は、選挙後もガイドライン法反対の宣伝・署名や温泉と手打ちソバの旅行、盆休みのキャンプなど精力的に活動しています。かえって、民青の地域班や学生班の活動よりも元気です。そして、会は、会員の生活上の悩みを聞いて解決の糸口を見つけています。例えば、福祉の専門学生の会員が、学校を辞めたいという相談をしてきたり、老人施設の職員である会員が、労働組合の組織化について相談してきたりしています。
党の活動家には、学生のことをもっと知ってもらうために、『学生新聞』を薦めたらいいと思います。「このごろ学生は、何を考えているのか?」と言うような活動家がいたら、「そんなことをいったら、学生に嫌われるよ。学生対策のことを考えないと将来の展望が見えなくなるよ」と指摘してみればいいと思います。
少しかみ合ったアドバイスにしたつもりですので、K・Yさんの返事お待ちしています。