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党員用討論欄

「宗教をどう考える」へのれんだいじさんの見解について

1999/9/1 地方議員、40代、地方議員

 「問題別」のれんだいじさんの見解にたいし、「党員用」でレスしてごめんなさい。
 懸命に探して「宗教をどう考える」を見つけました。先日の赤旗に掲載されたものですね。私は特に違和感なく読んだのですが、正直言ってれんだいじさんの読み過ぎではないでしょうか。あれはオウムに象徴される宗教を名乗りながら、宗教から逸脱した集団についての文だと思います。
 また、カウンセリングについてもいわゆるマインドコントロールの問題とマインドコントロールを受けた信者の家族の心の癒しの問題だと素直に読んでしまったのですが、それでいいのではないでしょうか。
 それよりも宗教については、以前に投稿したように宗教者党員の心の問題に想いを馳せてしまいます。党の宗教についての論文でも科学的社会主義と宗教では根本的なところで世界観が違うが地上の問題では・・・という形で表現され、宗教者との共闘が可能とされています。
 しかし、根本的な世界観が違いながら党員であり、かつ宗教者であるということは私にはなかなか理解できません。現実には党員の中に多くの仏教者、多くのクリスチャンがいます。当人たちはやはり地上の問題・・・として片づけていますが(私の知人に限ってですが)、根本的な問題と不可分なだけに折り合いを付けるというようなものではないはずですし、人ごとながら気になって仕方がないのです。
 来るべき共産主義社会では、宗教発生の前提である現実の苦悩がなくなる訳ですから、宗教者党員は自己否定のために活動していることになってしまいます(もっとも70年代後半に生死の問題で宗教的気分は残るかも知れないとされたことがあった)。
 もっとも科学的社会主義は発展途上の哲学であり、様々な問題について研究し尽くされているという状態からは程遠いものがありますから、今後の特に宗教者党員自身の研究に待つべきかも知れません。
 この分野に限りません。芸術・文化、愛、道徳といった分野は我が党はまだまだ未成熟であり、科学的社会主義としての到達点もかなり低いと思います。しかしながら、それだからこそ科学的社会主義に、我が党に信を置きたいのです。
 ここを強調したいがために「党員用」に投稿させていただきました。9月議会を控えて時間の余裕がないのですが、気がかりなことを放っておけないタイプなものですから。