前略 はじめてのお便りです。HP開設以来眺めてきましたが、なんとなく書いてみようという気になりました。ただ『さざ波通信』に関心があるととともに、違和感もあるのです。
私は、労働運動の第一線で活動していることもあり、党中央の労働運動への無方針と混乱が、党の議席の拡大という表面的な現象とは裏腹に、深刻な組織的現状をもたらしているという意識を持ち続けています。
私のまわりの党員よりもずっと党員らしさをもったげじげじさんとの討論や、これから未来を担うべき若者の memory さんとのやりとり、あるいは若い北島まやさんとのやりとりも、眺めるという気楽さからか、そのやりとりを楽しませていただいています。
党活動をまじめにやっていれば、党のすばらしさとともにその欠点も多くの人は自覚しているのですが、それをどうすればいいのかという表現がなかなかできない人は多いのです。それがうじうじしているといわれればそれまでですが。ずいぶんと柔軟になった我が党ですが、いまだに「民主集中制」の論議はタブーです。かつての3点セットであった、「宮本議長退陣論」と「党名変更論」と「民主集中制批判」は党中央としては受け入れがたいものでしたが、宮本さんは引退し、残りの2つのテーマは21世紀まで持ち越そうとしていますが、けっして遠くない時期に党内でも自由に語り、論議することができるでしょう。これは、研究者や学会の研究の方が早くすすんでいるようです。
むしろ、この場を借りて、大衆運動とりわけ労働運動に関わっている同志の声が聞きたいのですが。そう言う声が少ないのが、『さざ波通信』としては致命的だと思っているのですが、いかがでしょう。その点については、「難しいこと」ばかり言っているようにも思えてしまうのですが。
労働運動、特に大企業職場の党員の皆さん、よろしければ可能な範囲で反応があれば大変うれしいのですが。