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党員用討論欄

『さざ波通信』と出会った感想

1999/11/5 タケル、30代、会社員

 はじめまして。タケルといいます。
 今初めてこのサイトを見つけて驚いています。個々の問題についての意見はまた述べさせていただきますが、まず感想を。

(1)共産党はむつかしい
 物事を論理的に考えるのは正しいことだと思いますが、言葉使い一つとってももっとやさしくすることができませんか。共産党員はインテリだけじゃないのです。その点では赤旗の書き方が好ましく感じられます。

(2)なぜそんなに攻撃的なのか
 共産党だからといって間違いがないわけではないのです。今の指導部にだっていろんな間違いがありますよ。それを率直に批判すること自体は正しいことでしょう。しかしなぜあそこまで攻撃的になる必要があるんですか。7号で言えば、東南アジア歴訪に関する記事なんかは感情的になっているとした思えませんでした。「噴飯物」とか「唖然とさせられる」なんていう表現は止めたほうがいいと思います。中央の幹部が読んでも納得できるような記事の書き方をしませんか。

(3)不破指導部の右傾化について
 どの記事も最近の共産党の「ソフト路線」というやつを右傾化と認識する点で共通していると思います。私も賛同する点はないではありません。しかし「不破委員長の驚くべきごまかし」だの「党内最右翼の穀田恵二」だのという決めつけ方は感心しません。右傾化路線を危惧するのであれば、その原因がどこにあるかを分析されてはどうですか、現在の指導部の「与党病」とか「大名気分」だけじゃ説明できないのではないですか。

(4)民主集中制に関して
 このサイトは明らかに党の規約に違反しているんじゃないでしょうか。あなた方の努力には素晴らしいと思うし、このサイトの存在自体は私は肯定したいけれど、規約との関わりではどう考えているのですか。少なくとも「公開の討論は、中央委員会の承認のもとにおこなう」という手続きはされていませんね。また党の統一を守るという立場とは思えません。「党のいかなる組織や個人にたいしても批判することができる」のは党の会議だけのはずです。「規約違反だけどやる」ならそれなりの自覚と覚悟が必要だと思います。

(5)読後感
 サイトを見つけて、利用規定などを読んだときは胸が高鳴るほどでしたが、記事を読んでがっかりしたというのが率直な感想です。このサイトを運営している皆さんの努力には敬意を表します。そして私も賛同できる内容も沢山あります。しかし、どこかでしっくり来ません。個々の問題でもう少し深めていきたいと思います。