現在の日本共産党の最も嫌いな部分は、怒らないことです。
天皇在位の式典にしても、憲法へのあからさまな挑発であるにもかかわらず、怒りを見せず、式典阻止の運動を組織しませんでした。憲法がこれだけ蹂躙されているときに、共産党が闘わないというのはどういうことでしょうか。怒りを覚えないのでしょうか。
日常の実務的な機関活動にもおっしゃるようなことがたくさんあって、私自身が迷惑を被ることもたびたびです。こういう事態に対して、憤る党員が少なすぎます。
ハイジさんはしつこく問い続けるべきです。機関にあまり良い印象を持たれないのは覚悟せねばなりませんが、発言し続ける党員を異端扱いするする機関の側の感性こそが歪んでいるのですから、堂々と正論を吐き続けて、機関を変える努力をするのが、心ある党員のあり方だと私は思っています。そして、現にあちこちでそうした努力を続けている党員がいます。また、ばかばかしい会議には信念としていっさい出席せず、党費と多額のカンパだけを続けている党員も何人か知っています。中のお一人は著名な芸術家で、マスコミに登場するたびに『赤旗』が持ち上げるという滑稽なことを繰り返しています。たとえ規約上の問題があるにしても、当人たちは党員の自覚があるし、支持拡大も赤旗拡大もしないけれども、その生き方を通じて、拡大以上に党の影響力を広げる結果になっています。議員になって様々なあらが見えてきたと同時に、全国にはさまざまな形で生きている党員がいることも知りました。私自身は規約を守り、党の上に個人を置かないということを承認していますが、その理解の仕方には多様性があることを認める必要があるでしょう。
前にも書きましたが、一般の会社であれば真っ先にリストラされるであろう無能な専従がたくさんいますから、ハイジさんのような悩みが発生します。彼らは同じことを繰り返し繰り返し言わなければわかりませんし、同じミスを何度でも繰り返します。指摘する方の消耗が激しいために、いつかみんながあきらめてしまって、ついには指摘していた人が指摘される側に転落していくのです。したがって、心あるならば、党のためによかれと思うならば、問い続けることが絶対に必要です。やることさえやっておけば、端的に言ってしまえば、『赤旗』さえ大量に増やし続けている限り、異端であろうと一目置かれます。言うことを受け止めてくれる可能性が高まります。極めて情けないですが、これが実状です。そのこと自体も機関の無能を証明しているわけですが。
信念を持って憤ってください。日本革命のためには怒りが必要です。
表現が柔らかくありませんから、それでも党の議員か、とお怒りになる方もみえるでしょうが、私のメッセージの表現が激しいのは、このホームページを監視しているであろう中央委員会を意識しているせいです。中央の方、どうか耳を傾けて下さい。ガンの手術前日に『赤旗』を増やせと病院に電話してくるような、無能を通り越して人間であることまで疑わねばならないような指導しかできない機関の状況をリアルに把握してください。