電力会社の方とお会いする機会あり、風力発電をヨーロッパみたいもっと増やせないのかと色々聞きました。
すると電力会社の方は
「この近くにあるあの風力発電の風車あまり廻っていないでしょう。日本は、風がヨーロッパみたいに一定の方向から常に吹く度合いが少ないのですよ」
と言いましたので、それでは海上に作ればというと
「日本の海は、日本海溝にも見られるように直ぐ深くなっているので海上にも建設が難しい面がある」と
しかし、石油石炭等化石エネルギーは地球が何億年もかかって蓄えたエネルギーを一瞬で使っているものなので、年十年先にはなくなります。そうはいっても今更風呂やシャワー、クーラーのある生活は捨てられませんので、エネルギーをどうするかは大きな課題ですね。
電力会社の方に発電コストも聞いたのですが、風力発電では設備償却費、維持費、税金等の合計を発電量で割ると、最初は130円/KWHもかかったらしいですが、最近は40、50円/KWHになったとか(風の吹き方ではもっと安くなる場合もある)
因みに水力、火力、原子力は6円から13円/KWHらしいです。埋蔵量に限度がある石油なんかは、中国等の経済発展で買い付け量が増え、価格が今後上昇すると思いますので、電力コストは上がるかもしれません。そうなると風力発電もコスト競争力が出てくるかもしれません。環境的にもクリーンな風力発電は是非進めて欲しいと思います。
電力会社では、工場の中国移転等で、売上げが年々落ち、設備投資は、風力発電も含めてほとんど凍結に近いらしいです。