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一般投稿欄

マニフェスト選挙の時代と思います:1.26大鷹様(党員投稿)に関し

2004/1/31 とんび、40代、医療専門職

 このたび1.13-1.17で共産党23回大会が行われました。そこで決まったことについて、天皇制や自衛隊・社会制度革命論にいて多々異論をもってはいます。そのうえで、1.26付の大鷹様(党員投稿欄掲載)につき、一言ご意見申し上げます。
 大鷹様は「共産党大会では事前の意見募集では新綱領案や決議案に多々異論があったのに、党大会では反対は1人だけでシャンシャンであった。だから、共産党の党勢は一層低下してゆく」旨と受け取りました。もちろん大鷹様の問題意識には共感いたします。
 しかし、日本の他の政党はそもそも事前に決議案が検討されること自体が希で、個々人の思惑とは別に執行部が決めた決議案をシャンシャンで毎年きめ、その後は選挙における個々の候補者が有る程度決議案に配慮しながら活動し、そして末端機関はそれを支え、選挙での結果で来年度に向け決議案決めてゆく、というような仕掛けです。その中では、国地方の行政にどれだけ影響力を行使できたか、個別の住民からの要求にどれだけ「口利き」できたか、が選挙の成果を指標として決まるようです(もっともここまで言語化している政党は少ないですが)。その点では、共産党は異質、もしくはよりましな仕組みを有し有る程度機能させていると感じます。
 昨年から「マニフェスト選挙」が称揚されています。私はマニフェスト選挙自体は賛成です。個別の候補者の主観的な活動実績および来期の抱負、から、政党組織として長期的に何をめざし・今回の選挙では具体的に何を課題および解決策として闘うか、これはそもそも共産党が1848年(マルクス:共産主義者マニフェスト)以来つとめてきたことではないでしょうか。地縁・血縁の選挙から・政策に基づく主権者の選択の時代とようやくなったわけです。
 今回の決定自体には多々異論はありますが、むしろ、大鷹様の思いを生かすなら、どのようなプロセスで「シャンシャン代議員」が選出されたかをお教えいただきたく存じます。