再び、党本部に電話で話を伺いました。
締め切りの具体的な時間についての情報は得られませんでしたが、以下のことが分
かりました。
(1)A版=旧7版
(2)B版=旧10,8版 版立てはこの2つに集約
(3)A版については、締め切り時間は、後ろにずれた。版立てを以前は工場で行って
いたのを、編集部で行うようになって時間の節減ができた。
(4)10版の地域は、締め切り時間が8版と合わせるようになり、切り上げられた。
電話を切って、新たな疑問が出てきました。それは、1/3付け一面の「お知らせ」
は、10版の地域の方々にも同じ文言であったのかということ。
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(赤旗1/3 一面より B版 旧8版)
「お知らせ」
「しんぶん赤旗」は、コンピューターシステムの運用による新聞製作技術の向上を
踏まえて、きょうから、新しい版建てで発行します。なお、版名はアルファベット表
記となります。
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もし、10版のところもこのような記事が出ているとすると、製作技術の向上で赤
旗の、情報の速報性がアップしたとの誤ったイメージを読者に与えつつ、実のところ
は、コスト削減のために読者サービスを低下させていることを隠していることになり
ます。
情報の速報性というのは、新聞においては価値を伴うものであり、それが後退する
というのは価格が下がっても不思議ではないということです。本来は10版の地域の
読者に対して「おしらせ」ではなく、「お詫び」という形で、速報性が下がることを
率直に認めつつ、今後とも購読願いたいと、頭を下げる姿勢が必要だと思います。
何よりも私が許せないのは、客観的事実を、ねじ曲げたり、嘘で覆い隠すことです。
合理化のために版数を減らすと正直に伝えてくれれば、私は異議を唱えることはしま
せん。来る党大会でも、総選挙は大敗北だった、と事実は事実として認めなければ、
そこからスタートしなければ、党の前進はありえないと思います。
「真実を伝える」新聞と自ら宣言するのなら、今回の版立て変更についても率直に
私たちに語ってほしい。それは恥ではないし、むしろ党に都合の悪いことも事実とし
て書くなら、逆に党・機関紙への信頼を高めることにつながると思います。
真実を隠し、党・機関紙へのあきらめを生むことだけはしないで下さい。