とんびさんのご意見を拝見しました。
わたくしの問題提起(1/26)は、
1)日本共産党の党勢が減り続けている
2)その克服のためには、従来の理論・運動の全面的再検討が必要
3)それがなければ長期低落傾向は克服できない
4)東欧・ソ連崩壊後と今大会でそれは行われなかった
というものです。
わたくしの周囲の党員も地区の役員も、日本共産党が政権を担当する道筋について
具体的なイメージを自信をもって語れる人はほとんどいないのが実態です。
あえていえば、中央が言っているから間違いないだろうという域を出ていないので
す。東欧・ソ連の崩壊についても指導部が間違っていたからだというだけです。先の
投稿で引用しましたが、不破報告は「党内だけで通用すればよい、ということでは」
なく「20世紀に人類が経験した世界史的な変化を分析」したといっていますが、党
内においてすらこのような状態です。
東欧・ソ連の崩壊をまつまでもなくその前から今日まで「現存社会主義」に関する
研究は国の内外で豊富に行われているようです。これらとヨーロッパ等における社会
民主主義的、左翼的運動を十分視野に入れながら新たな理論と運動の構築を目指すの
でなければならないと、わたくしは考えてます。
党内にも実際には多くの意見があります。もやもやしている党員も決して少なくあ
りません。支部を超えて討論することが禁じられているため表面化しにくいのです。
中央の示す枠内でしか学習・討論できない状態で党の真の理論的発展はありえません。
間接選挙による党大会代議員選出が、実際には存在している多様な意見の抑制になっ
ていることも明らかです。
この過程は、よく知られていることですが、支部会議で地区党会議代議員を選出、
地区党会議で県党会議代議員を選出、県党会議で党大会代議員を選出というもので、
党員が党大会代議員を直接選出することは党規約によりできない仕組みになっていま
す。