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一般投稿欄

―長壁さま、そして皆様へ―

2004/2/26 愚等虫、40代

 長壁さん、こんにちは。お久し振りです。
 まずは、お元気でいらしたことに、安心しております。

 と、同時に、若干の心配を抱きながら、キーを叩いております。

 私は、ご存知のように、この間、ロム専門で過ごしておりました。
 democratさんへの最初の投稿は、反論すべきものか、放置した方がよいのか、いろ いろと迷い、考えた末に、私なりに、思うところを述べさせて頂いたものでした。

 私は、学者でも法律の専門家でも、ありません。ここ「さざ波」では、単なる40 代の一市民として、また、一党員として発言しております。
 職業などを名乗らないのは、そうした意味もありますが、私は、開かれた党にした いという考えを持っておりますことと、党中央の考えと現実(嫌煙家さんやぶどう ちゃん達の例)を考慮するに、これ以上の情報は、不適切であると考え、差し控えさ せて頂いております。
 ただ、それでも、投稿内容等を詳しくチェックされれば、党が私のことを知ること も、不可能ではないのかもしれないと思います。
 そもそも、こんなことを心配しなければならないこと自体が、私は、不健全であ り、国民の皆さんから、「胡散臭い」「信頼できない」政党と思われている大きな原 因だと思っていますが、現実には、党改革は遅々として、進んでおりません。

 話が横道にそれましたが、かような一市民の私には、資料を調べるにも、専門家の 彼とは物理的条件が異なりすぎている、と思っています。
 私は、以前にも述べましたが、可能な限り、自分で調べ発言するようにしておりま すが、最終的には、総合的に判断するしかないのが、人間の認識であると思っていま す。
 そうでなければ、いつまで経っても、自分の意見は、述べられません。

 私自身は、党中央は別としましても、批判することも、されることも苦手ですし、 批判するにしても、人の能力も環境も、年齢も性別も、あらゆる事が異なっている訳 ですから、それらに対する考慮・配慮がなければ、まさしく、「言論の自由」は、 「言葉の暴力」へと化してしまう危険性を備えていると考えています。

 私は、以前、別の掲示板で、「共産党員は、死ね!」と言われたことがあります。 私は、それ以来、かなりの期間、ネットの掲示板を見ることも、発言することもなく なりました。
 そのように、内心考えている人がいることは、止めようがありません。他の人の意 見を知ることは、友人達以外、もっぱら、新聞の投稿欄程度になりました。

 そんな折、ある所から、リンクしてきたのが、ここ「さざ波」でした。
 日本の政治や党のこと、イラク戦争や北朝鮮問題等々、真面目に語っている人たち がいることを知って、久し振りに嬉しい気持ちになりました。

 まるで、本当に漂流してきた末に、ようやく、さざ波に洗われる岸辺にたどり着い たような気が致しました。

 私は、関心のあった、党の「民主」集中制や代議員制度などを中心に、過去ログを 読みながら、勉強させて頂きました。
 おりしも、綱領全面改定の時であり、また、ここは、事後掲載方式であったため、 私も、自分の思うところを、述べてみようと思いました。
 少しずつ、ではありますが、他の人たちとのやり取りもあり、違った角度から面白 さを感じていた矢先の、democratさんからの「批判」でした。

 私なりに、時間をやりくりしながら、書いた投稿に対して、「デマ」と言われた時 は、「共産党員は死ね!」と言われた時ほどのショックは受けませんでしたが、私 も、未熟な人間ですから、若干ではありましたが、怒りもしますし、傷つきもしま す。
 一度目の「反論」は、天邪鬼さんの「100%支持する」と言われました声に押さ れて、なんとか書き上げたものです。
 しかし、democratさんの二度目の投稿に対しては、流石に、再「反論」する気にな れませんでした。その辺りは、私の先の投稿をお読み頂ければ、お分かりになられる かもしれません。

 私が、ロム専しております間、澄空さんの正面からの粘り強い反論や川上さんのよ うにご心配して下さる方の投稿などを読みながら、何とか、投稿しようと思い、最後 に背中を後押しされたのは、長壁さんの「綱領欄は愚等虫さんが奮闘されています」 という言葉でした。私は、有難いと思いました。
 私自身は、皆さんに「お任せ」状態で、何にも奮闘しておりませんでしたので、何 とも申し上げにくく、恥ずかしい限りでしたが、もう一度、言うべきことは、言おう とキーを叩いた次第です。

 その、長壁さんが、今回、北朝鮮欄において、オームさんに対して仰られた発言 は、私は、違和感を感じざるを得ませんでした。
 私は、オームさんのご投稿を、何度も読み返しましたが、長壁さんの仰られるよう な、「退場」する理由はないと考えます。

 また、長壁さんは、たれりんさんへの投稿の中で、

 > 9人をいかす為に1人を殺す思想(阿修羅でブッシュ小泉さんに共感した思想 です)、そして、自分が9人にさえなれば善いと思う大方の日本人及び世界の大国主 義に、私は激しい増悪を感じます。

と仰っておられ、このお考えは、正確には判りませんが、かぎ括弧なしのヒューマニ ズムに通じる思想であるようにも、思います。

 しかしながら、私は、これまでも語って参りましたが、「かぎ括弧なしのヒューマ ニズムを実践することは、さらに、難しい」と思っており、頭の中では、そうあれば いい、できればいい、とは思いつつも、現実に、自分が、それこそ、身を棄てて、赤 貧に甘んじようとも、ヒューマニズムに生きる、というようなことは、残念ながら、 私にはできませんし、多くの人々もできないとお考えだろうと思います。
 やはり、家族を大事にすること、周りの人たちを大事にすること。それは、たとえ ネット上であって、本名でなく、ハンドル・ネームしか知らなくても、自分の身近な ところから、一人一人を大事にして行こうということをやらなければ、知らず知らず に、大きく間違えることもある、と考えます。

 北朝鮮・拉致問題は、非常に難しく、いろんな勢力の「思惑」も絡んで、さらに、 複雑化させている気がしております。党の、萩原 遼氏のような専門家でさえ、かな り、強硬な意見を述べられております。

 > 金正日の挑発に乗ってはならない。(アメリカによる)爆撃は日本国民の幅広 い支持も得られない。韓国も同様である。もっとも効果ある手段は上述した徹底した 制裁である。(「拉致・国家・人権」大村書店・03年11月)

 私は、やはり、家族の立場に立ち、党が、小泉政府が本気でやろうとしているの か、あるいは、朝鮮総連との関係改善が進んでいるのなら、その関係を通してなり、 「道理しかない党」と言っているのですから、質すべきは質しているのか等が、問わ れてくると思います。
 今は、六カ国協議が行われている最中ですので、事態の推移を見守ることも必要で あるだろうと考えております。

 オームさんは、初めてのご投稿であったのではなかろうかと思います。
 彼女のような、個人としての意見発表の機会を奪うような発言は、私は、残念なが ら、同意することはできません。
 また、批判をなさるにしても、今回のご投稿は、全般的に、節度を失っていると思 います。
 長壁さんが、オームさんの短いご投稿に対し、批判なさる部分がおありだと、考え られるのでしたら、きちんと、「この部分は、私はこう考えます。如何でしょうか。」などと、相手の意見を十分聞いてから、なさるべきではないでしょうか?
 もし、そうなされないのでしたら、わざわざ、書かれても居られない事に対してま でなさるような、一方的な「批判」文は、始めから書かれない方がよろしいかと思い ます。

 私は、表現の自由は、前の投稿の通り、最も重要な人権である精神的自由として、 最大限の尊重が必要だと思っております。
 長壁さんも、よくご存知のように、東京では、教職員に「君が代」斉唱を強制しよ うとしており、従わない者は「処分」するとまでいう事態になっております。
 教職員組合などは、裁判所に訴えている最中です。
 これは、現代版「踏絵」です。
 次に来るのは「非国民」という言葉でしょうか。
 内心の自由を奪うものとして、断固、皆さんの闘いを支持したいと思います。

 私達が、一人一人の人権について、身近なところから、大事にして行こうと考えて いかなければ、民主主義の発展などはあり得ないと思っています。
 私自身は、未だ、北朝鮮問題に関して、議論できるほどの纏まった考えを持ち合わ せておらず、がんばれない共産党員さんを始めとする、皆様の討論を参考に勉強させ て頂いている状況です。

 今回のオームさんに対するご投稿に関しては、私は、行き過ぎであり、私が、「共 産党員は死ね!」と言われ、掲示板を見る気もしなくなったのと同じくらいに、オー ムさんが感じられてもやむを得ないと、私は感じております。
 今一度、オームさんのご投稿と、長壁さんご自身のご投稿を読み返されまして、お 考え下さり、出来ますれば、訂正、お詫び等、素直に謝られます方が、よろしいので はないだろうかと思っております。

 それが、長壁さんのいい所ではないのでしょうか?

 生意気なことを申しまして、お気持ちを害されましたなら、お許し下さりますよう お願い申し上げます。

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 この間、綱領改定欄において、討論してくださった皆様。
 いろいろなご意見を有難うございました。
 私自身の考えは、先の投稿と、上記のようなものでした。

 澄空さんのような、正当な分析と的確な批判を行う粘り強さに、敬意と感謝の念を 表わしたいと思います。有難うございました。
 また、川上さん。度重なるご心配を有難うございました。
 天邪鬼さん。上にも述べましたように、私が最初の「反論」を書き上げましたの は、天邪鬼さんの支持があったからです。その後も、声をおかけ下さり、有難うござ いました。

 私自身は、一般投稿欄におけます「もっと穏やかに話せないのでしょうか? 2004/1/20」と題されます、勉強不足の社会人さんの仰る趣旨に共感するものです。
 議論が深まり、白熱することと、「批判のための批判」は、異なるものと思いま す。
 ここ「さざ波」が、罵り合いの場ではなく、意義のある討論の場でありますように 願うとともに、私自身も、心がけたいと思っております。

 最後に、democratさん。
 私の言葉が過ぎているとお感じになられましたら、お許し下さりますよう、重ねて お願い申し上げます。

 お読み下さいました皆様、有難うございました。  改めて、  ―連帯の気持ちを込めて―     愚等虫