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“共産党全体の革命的再生を目指さない”ことで得られるものとは?

2004/2/29 丸 楠夫、20代、医療関係

 編集部が指摘された私の主張の「不明確」さ「曖昧」さは、私の主張が「新しい変革の党」の建設という一点に、目標を絞りきれていないことから生じるのだと思います。
 ですが、私は「新しい変革の党」の実現には、正直悲観的です(だからといって、共産党全体を革命的に再生させる方が実現の可能性が高い、といっているのではありません。はっきり言えば、私はどちらに対しても同じように悲観的です)。
 共産党全体の革命的再生を目指すにしろ、共産党を踏み台にして「新しい変革の党」の建設を目指すにしろ、具体的な活動内容は変わらないでしょう(この点は編集部も同じ見解だと思います)。
 つまり、どちらにしろ、同じ一本のレールの上を走らなければならないことになります。
 そこから私は(左派が党内にとどまるに足る政党である限りにおいて)共産党全体の革命的再生という旗をあえて降ろす必要はない、と考えるのです。
 そこでぜひとも編集部にお尋ねしたいのは
1.共産党全体の革命的再生よりも、「新しい変革の党」の実現可能性のほうが高いのか。高いとすればそれはどのような根拠にもとづく判断なのか。
2.目標を「新しい変革の党」の建設という一点に絞ることにメリットはあるのか。または、今後も共産党全体の革命的再生を目指しつづけることにデメリットはあるのか。あるとすればそれはどのようなメリット、デメリットなのか。
 これらは、まだ編集部から示されていない点だと思います(重要なことにもかかわらず、私の方もこれまでまともに尋ねもしなかったわけですが)。
 明確な回答を期待しています。