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今の不破・志位体制は倒産前の大企業と同じ状況

2004/2/29 KP(カーペー)、50代、会社員

 現在の日本共産党は倒産前の大企業と同じです。現在の日本共産党の権力構造は宮本顕治に引き上げられた、東大卒の優等生のエリート党官僚が握っています。この体制を形成するために、宮本・不破体制は、自分たちから見た異物を排除してきました。
 排除されてきたのは、在日朝鮮人、部落解放同盟、ソ連派、毛沢東派、構造改革派と様々ですが、宮本派になってからも、旧徳田体制で幅をきかせていた、労働運動の現場や地域で活躍したたたき上げタイプの人材が排除されてきました。現実は矛盾の固まりです。その汚れた水を精製して、品行方正なお利口さん、日本のプロテスタントのようなタイプが指導権を握り、「純水」な党になったわけですが、結果として、運動の活力も減っていきました。
 これは、日産自動車やカネボウなど、事実上破綻した名門企業と同じ構造です。会社の権力を握っているあるグループが自分たちと同じDNAもっているグループの権力構造を維持するために、会社の活力には目をつぶって、自分たち以外の層を排除してきた構造と似ています。その結果、最後は倒産寸前という事態になりましたが、そうなる前に内部改革ができませんでした。
 旧東ドイツ(DDR)が、権力構造(指導者)を変えられたのは、ベルリンの壁が崩壊する半年前でした。too late でした。
 日本共産党も同じ運命をたどると思います。

 (追伸)日本共産党員だった「人材」を見てください。田中角栄の秘書、読売新聞の社長、公明党の元書記長、自民党の国会議員の10%くらい、旧セゾングループの創業者(不破さんの知り合い)などなど。現在政治、経済、マスコミ・学界の有力者で多くの元KP(共産党員)がいます。これらの人たちの全部と言いませんが、多くを排除してきたのが、宮本・不破体制です。
 自民党は新進党や自由党にいた脱党者を何のためらいもなく受け入れています。