有難う御座いました。的確なフォローを戴き痛み入ります。
同感の意を得て、衷心より感謝の極みに思います。
青年の保守化を嘆くと云うよりも、人としての純粋さを失い、邪推先行のローセンスがひもじい限りです。
しかし、青少年の犯罪が益々凶悪化する中で、「武力によらないイラク復興支援を」と5300人分の署名を集めて、宮崎県から遥々東京まで請願にきた高校3年生、今村歩さん。千葉県津田沼駅前で、「小泉首相のいうように、自衛隊は『平和に貢献』する?」のシール投票を呼びかける5人の高校生。東京・渋谷ハチ公前で、「高校生戦争協力拒否宣言」の署名と今村さんへの「励ましメッセージ」を集める7人の高校生。そして、2月13日夜、東京・明治公園での「守ろう!平和といのち2・13大集会」には少なからぬ若者達の姿がありました。これこそ、純真無垢、心から自衛隊の「イラク派兵」に反対する姿であり、人を愛し、人のいのちを思いやる優しく、頼もしい姿です。3月20日に開かれる「全国高校生平和大集会」の成功を心から祈念したい。
1827年、頼山陽は「日本外史」を著し、老中・松平定信に献上し、後年、吉田松陰をはじめとする幕末勤皇の志士達に、多大な影響を与え、明治維新を生むもととなったが、この頼山陽が13歳のときに作ったとされる漢詩に「述懐」がある。
十有三春秋 じゅうゆうさん しゅんじゅう
逝者己如水 ゆくものは すでに みずのごとし
天地無始終 てんち しゅじゅうなく
人生有生死 じんせい しょうじあり
安得類古人 いずくんぞ こじんにるいして
千載列青史 せんざいせいしに れっするをえん
(拙訳)
私はいま13歳だ
いや違う、既に13年を失ったのだ
回りの世界はいつも変わらないみたいだけど
人は苦しみながら生きて、何時かは死んでいくよ
私には大きな目標があるんだ
何時か偉い人たちの仲間入りして、肩を並べるよ
何時までも語り継がれるような、立派な人になるんだ
きっとそうなってみせる
13歳、偉そうに云っても、寝顔はまだあどけない子供でしょう。でも「栴檀は双葉より芳し」頼山陽のピュアな思いは、信念となって貫徹されました。
私のもう古くなったスクラップ・ブックに、あのアメリカのベトナム侵略戦争の最中、米国防省を慌てさせた一少女の詩。アメリカ人よ聞きなさい。と云う詩が、いまもくすむことなく残っています。
「ハイフォン近くのジャングル村へのナパーム爆撃を思って」
あたりは しずかだった
太陽が銀いろの松の枝のあいだから
空にのぼった
ねむった あおい わらぶき小屋をこえ
すずしい田んぼをこえ
エメラルドのジャングルをぬって
男たちは起きて畑や池にいき
女たちは米と木の実をいれたナベを火にかけ
いく人かはカゴをもって 魚をとりにいった
こどもたちは小川で水あそびをし、草むらをとびはねていた
そのとき、銀と黄金の光がひらめいた
銀いろの鳥がとび
黄金の雨がふってきた
田んぼは燃えたち
ジャングルは黄金いろの炎をふきだした。そして火の小鳥
炎の羽の鳥がとびたった
こどもたちに炎があがり
いっさんにかけだした・・・・・服が、火のついた
凧のようにまいあがり
こどもたちは泣きさけんだ・・・・悲鳴が消えたとき、
顔は焼けこげていた
女たちの あたまの上でカゴが燃え
男たちの乗った小船が燃えた
それから雨がふりだした
火に焦げた ぼろ切れがふるえ
うずまく煙が 人気ない田んぼからたちのぼった
森は 焼けこげ
農家はこわれてしまった
そして あたりはしずかになった
アメリカ人よ ききなさい
じっと 耳をすまして ききなさい
ハイフォンのジャングルで
こどもたちが泣きさけぶのを
バーバラ・ベイドラー
この当時12歳の少女の詩は、米国防省を慌てさせ、ベトナム労働党機関紙ニヤンザンは「帝国主義者はジョンソン一味にみられるように、獰猛であるが、正義を守った12歳の少女の詩にさえふるえあがった。これは、彼等がどんなに臆病で、弱虫であるかを示している」と書きました。
天邪鬼様、サムエル・ウルマンの「青春の詩」有難う御座いました。「青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方をいう」仰云る通りです。「青春の詩」はウルマンが70歳の時の作品と知り、驚いています。今後も宜しくお願い致します。