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闘う友人からの手紙

2004/2/15 長壁満子、40代、金融

 

   党員でもあり、9・11以来、様々な集会で鉢合わせ、今の不条理な戦争や共産党のおかしさを愚痴ってきた友人からのメールです。さざ波を最近見始め、投稿を勧めているのでうすが、今のところは読者として・・ということです。が、今回は本人の了解のもとで、彼の闘いぶりを皆さんに知っていただきたく、紹介させていただきます。ほか濃密な内容のものが2,3きていますが、まず、今回のみ特別に披露させてください。本人はそうとう、落ち込んでいます。意見等お寄せいただければありがたいです。
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 Kです。私は、障害者の会の中で、反乱を起こしました。ついに自衛隊が戦地に行った、このごに及んでも、ほとんどおざなりの反対文を出す程度で、運動としては、何もやろうとしないからです。ぬるま湯に使ったゆでガエルなら、まだまし。
 方針が逆方向で、やればやるほど、いやがられる。そんなにむずかしいことはわからないし、過激な?ことをしているわけでもない。単に、デモに出るのを呼びかけたり、国会の議面集会で、たわいもないことをしゃべっているだけなのに。誰かが私のスカート(ズボン)のすそを踏んでいる、それが、身近な、仲間と思っていた人たちの幹部にいるとわかった。反戦運動を敵視している。絶対に許せない。地獄へ落ちろ。
 孤立しているので、さびしくて、つらくて、外部の人には、誰にも言えず、長壁さんだけに、報告します。たとえば、下記のような文を幹部に送りつけてやった。これでだめなら、私は、この会を辞めることになるでしょう。前後のいきさつの説明をしなくて、すみませんが、そのコピーを送ります。お忙しいところ、こんなことで貴重な、お時間をつぶさせて、申し訳ございません。以下コピーです。

このメールは、Hさんと、Sさんに、お送りいたします。それと、障都連のメールにもお送りいたします。私は本気で怒っている。障害者の敵だよ。あんたがたは。(中略)あんたがたは、ずるい。私が、理論的、経験的に、かなうわけがないということは、最初に言ってある。何が、決議文だ。うっかり、そっちの土俵に乗せられるところだったぜ。もっと、根本の、本気で、全視協のように、反戦平和運動に、柱として、取り組む気があるかどうかの土俵で、ものを言えよ。ずるい、ずるがしこい。コイズミなみだぜ。おそろしい。
福祉運動の実態だの、忙しくて、平和運動には、バック・アップまでやれない、と言うのはおかしいね。なぜなら、支援費や、介護保険やあらゆる福祉制度が、こんなに切り詰められる根本に、触れようとしない。根本とは、日本が、軍事大国化の道を進んでいることと不可分だというところを、運動の基本にせず、決まってしまった支援費制度の枠の中を、より使いやすいものにしていきましょうね、などという路線だけを先行させているからだ。それで、自分たちが、事業者になって、いい立場で、支配できる。ありがたい制度さ。
それは、まるで、行ってしまった自衛隊さんの、ご無事を祈って、黄色いリボン運動に参加しましょうね、という既成事実に屈服し、どんどん戦争国家になっていくのを応援する、翼賛運動、命は大切だから、自衛隊さんの命のご無事を祈りましょう、という軍事礼賛政権の応援をしていくことと同じなのだ。今この時期に、このごに及んでまでも、反戦平和運動を、忙しいとか、体が動かないから、後回しにするというのは、絶対に、おかしい。最優先課題として、障害者こそが先頭になって、「戦争国家にするあらゆる動きに反対・自衛隊出兵反対」を、取り組むという姿勢を、責任者たちが、常に、いつも、どんな時も、率先して呼びかけ続けないということが、、おかしいのだと、私は言いたい。小林多喜二が泣いている。それくらい恐ろしい時代になろうとしているのだ。あんたがたのような一部特権エリート障害者や、その支援者だけは、生き延びるでしょう。そして、軍事大国になっても、このように障害者福祉も充実しているよ、という見本に使われ、楽しい生活を送ればいいさ。それで満足だろう。根本の、権力に抗うなどという構造には、爪の先ほどもタッチしたくないもんね。カール・マルクスも、フリードリッヒ・エンゲルスも、さぞかし、ゆっくり眠られるでしょうよ。はい、きょうは、これまで。つづく?