共産党の代議員選出システムについて2.2付け大鷹様からお教えいただき、ありがとうございます。支部→地区→都道府県→大会、ということ、および、支部を超えた意思疎通ができなくなっていること、がわかりました。その上で、多段階代議員選出ではなぜ支部の方の意見が反映されないのでしょうか?各段階での選出において、指導部から圧力でもかかるのでしょうか。
それから、他の政党では、国会議員(団)が党大会や党指導部選出で、一般党員より大きな比重を占めていますが、共産党はどうなのでしょうか。上記の多段階代議員選出では、必ずしも国会議員の比重は高くならないように感じます。ただし、共産党と他党を比べると、議員の比重が高くない分、決定に対する遵守性、決定段階の公開性に問題が残るかと思います。
終わりに、大鷹様の問題提起である、1)日本共産党の党勢が減退 2)その克服のためには、従来の理論・運動の全面的再検討が必要 3)それがなければ長期低落傾向は克服できない 4)東欧・ソ連崩壊後と今大会でそれは行われなかった
については、諸外国政権党のお話の4)以外は、ある意味で当たりと思います。今回の決議でも1)では機関紙の読者数の減衰、党員数の目標未達成などの点で指摘はされています。また2),3)については、今回の新綱領がその結果なのでしょう(私は賛成しませんが)。
問題は、このような新しい綱領にしたのに、従来の延長戦で定期選挙(2004.7国政選挙)を節目として「130%に拡大!」の掛け声にしている点と思います。このままいけば確かに1990年代に20近く現れて消滅した議会政党の道を次第にたどってゆくのでは、と思います。