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ピースキャンドルナイトに参加して

2004/2/8 たれりん、30代

 2/5,自由法曹団が中心になった平和集会、ピースキャンドルナイトに参加しました。
 夜、ろうそくの灯を灯して明治公園から防衛庁までパレードする今回の催しは、灯火の行進が首都の目抜き通りを進み、見た目に美しく、街中の人々から注目を浴び、平和への想いを防衛庁に訴える、とても素晴らしい企画だったと思います。平日の夜の寒風吹きすさぶ中、一万人も参加したこの取り組みは、とても有意義なものでした。
 でも、残念に感じることもあったので記しておきたいとおもいます。
 この集会でろうそくや明かりが必要なことは、参加者なら知っていたはずです。しかし、ほとんどの参加者が、主催者の用意したろうそく+風よけを使っていました。ろうそくは一本で4時間半も保つ大きめのものです。一人一人が考えて演出道具を工夫すれば、主催者の費用負担も随分楽になるだろうなと感じました。また、参加する人の意識がどこか他人任せの感を抱きました。
 次に、無所属の個人の居場所が無かったことです。主催者発行のチラシには、組織・個人のブロック分けがされていましたが、個人参加者用ブロックにも、色々な団体ののぼりが林立しており、パレード出発時も居場所が無くどんどん団体さんが続々続き、公園から出られず困惑しました。デモ・集会の常連さんを大事にするのも大事ですが、2/6.7両日に行われた共同通信社の世論調査でイラク派遣賛成が48%と反対を逆転したことからも、無党派市民をこのような集会の場へと結集させることが必要ではないでしょうか。
 そして、のぼりの乱立。待ち合わせの目印にしてる方が多いようで、のぼりが邪魔で、もちろん壇上の演説している人の姿はみえず。明治公園は、演台を背にして世間話に興じる人々の声で演説は聴けず。「学級崩壊」ならぬ「集会崩壊」。個人参加の私はパレードが動くまで所在なげに立っているのみでした。
 あとイラク派兵阻止が最大目標なんだから、のぼりよりも「要求」を高く掲げる方がいいと思います。「OO研究所移転反対」といった要求ののぼりを掲げている方たち(少なくない数)は何を考えているんだろうと思います。
 それでも、陸自本体がイラクに入った今、政府の世論操作に屈せず「イラク派兵不承認」の意思を庶民の立場から、表明し続けていかなくてはいけないと、私は思います。行動しつつ、意見すべきことは「さざ波」を中心に綴っていこうと思います。