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君死に給うことなかれ

2004/2/12 天邪鬼、60代以上、自由業

クオリアさま。はじめまして
 何てことでしょう。与謝野晶子の「君死に給う事なかれ」があの天皇支配の真っ只 中で歌われた、無謀とも思えるほど勇気ある反戦の詩であることを、否定し卑しめる など、どんな感性を彼はもっているのだろう。
 ラズベリー様、20代ですか。この詩が家業を弟に継がせたいための詩なのですか。 真っ向からの天皇制批判、排外主義反対、侵略戦争反対をこれほど見事に詩にした与 謝野晶子の精神からあなたは何も感じられないほど愚鈍な労働者なのですか。
 実は私も10月9日に長壁さんに当ててこの詩を全部おくっています。私はイラク戦 争に対する自衛隊出兵が本当に耐えられないほど許せないものでした。こんな私の訴 えに対しても冷水を浴びせるような投稿があります。それが二十代の青年であったり 一体どうなっているのでしょう。青年のほうが保守的なのですか。

      「青春」

 青春とは人生のある期間ではなく、
 心の持ちかたを言う。
 薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
 たくましい意思、ゆたかな想像力、燃える情熱をさす。
 青春とは人生の深い泉の清新さを言う。

 青春とは臆病さを退ける勇気、
 安きにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
 ときには、二十の青春よりも六十歳の人に青春がある。
 年を重ねただけで人は老いない。
 理想を失うとき初めて老いる。
 歳月は皮膚に皺を増すが、情熱を失えば心はしぼむ。
 苦悩・恐怖・失望により気力は地に這い精神は芥になる。

 六十歳であろうと十六であろうと人の胸には、
 驚異に惹かれる心、おさな児のような未知への探究心、
 人生への興味の歓喜がある。
 君にも吾にも見えざる駅逓が心にある。
 人から神から美・希望・喜び・勇気・力の
 霊感を受ける限り君は若い。

 霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ、
            悲嘆の氷に閉ざされるとき、
 二十であろうと人は老いる。
 頭を高く上げ希望の波をとらえる限り、
 八十歳であろうと人は青春にして己む。

               サムエル・ウルマン
                 訳 作山 宗久

 クオリア様、青春は私たちのものです。ウスバカゲロウとは蟻地獄の羽化した虫で すね。自衛隊も米軍もいずれ砂漠の砂の穴に滑り落ち、蟻地獄が待ち受けています。 替え歌よく出来ています。
                        失礼します