共産党は沖縄選挙区で護憲共同統一候補交渉から離脱、独自候補を擁立することを
発表しました。候補者は共産党県委員会書記長の古堅宗嘉氏。憲法を護りたいと願っ
ている私にとっては、腹がたって腹がたって仕方ありません。怒り心頭です。
以下は「琉球新報」3/28の紙面より。
社大は共産の独自候補擁立について「敵の自公候補に利する行為。協力要請への一
方的な拒否だ」と指摘した上で「政策で一致できることは多いので違いを乗り越え糸
数氏で1本化したい」とし、公示日まで協力要請を続ける方針を示した。
一方、共産は、自民党と民主党の2大政党制との対決姿勢を示し「今回の選挙は護
憲勢力と改憲勢力の戦い。社大が国政選挙で野党共闘というあり得ない共闘を沖縄の
革新共闘に持ち込んだことが大きな問題」と指摘。「革新の旗を守る」と強調した。
社民党県連の平良長政書記長は「小泉首相を勝たせる結果を招くおそれがある。県
民世論に背を向けた判断。極めて残念だ。共産はますます孤立するだろう」と話した。
共産党候補は古堅氏は次のようなコメントも出しています。
古堅氏は「基地のない平和な沖縄を実現するという革新の旗を県民と一緒に掲げる。
イラク派兵や憲法改悪、年金改悪、消費税増税など小泉内閣の悪政の根元にある異常
な対米従属や財界いいなりの古い自民党政治の枠組みを変えることなくして基地のな
い平和な沖縄は実現しない」と強調。
その上で「憲法を守れという県民の立場に立ち、消費税増税反対、安保廃棄、基地
撤去を進めたい」と決意を述べた。
みなさんはどう思われますか?
今回の分断で、自公連合の翁長氏の当選は確実になりました。自・公ともに、比例
での票の上積みに今後は重点を置く余裕の布陣を敷くそうです。
共産党はいったい、何がしたいのかとんと分かりません。
憲法が改悪されたら、私達から人権が奪われても、集団的自衛権が認められて戦争
国家になるのも、共産党や政権批判者が弾圧されるのも、すべて合法的に行われるこ
とになります。憲法を守ることから、様々な形態をみせる社会病理の治療もはじまる
のではないでしょうか。少しでもまともな社会を形成していくことにつながるのでは
ないでしょうか。
沖縄社大党は、参院選告示まで共産党の説得を続けるつもりです。大人の態度です
ね。党大会前後の赤旗で「憲法を守るの一致点での国民的共同」なんてことを代々木
本部は言ってませんでした?