democrat様、
貴方は子供の頃、「バイキン!」と言われ苛められた事がありますか?
それとも苛めた側ですか?
この「バイキン」という言葉には科学的な意味も論理的な意味もありません。
純粋な差別感情の発露です。
これと同じで、『野蛮』とは、自称『文明人』が、自らよりも劣った存在を表現する
為に作った概念、平たく言えば『差別用語』であることである事を忘れてはいけませ
ん(ちなみに『右翼』も差別用語。少なくとも左翼の側は悪意をこめてこの言葉を用
いている)。
先住民迫害は、すべて『文明』の名のもとに行われてきました。つい最近でいうなら、
超大国(米国と、かつて存在したもう1つの)によるアフガンへの軍事介入。「文明
が野蛮を克服する」の行き着く先の最も悲劇的な例です。これを『帝国主義』の一言
で片付けてはなりません。そこにあるのは、人間誰もが持つ心の病、『差別したくて
たまらない』病です。
科学的に、あるいは論理的に誤った思考を解明し、それにより社会を良くしていこう
というのは正しい態度です。しかし、人はしばしばそこに自らの優越性を見いだして
しまいます。そのうち、自分の価値観と異なる存在は見下して構わないという思考が
生まれます。これが病の第一段階。罹ってる本人にとっては、とても心地よい状態。
何といっても、相手を見下せる大義名分が自分にはあるのだから!
自分達は賢者で奴らは愚民。愚民には我らが指導してやらないとな。こんな具合で、
科学的・論理的説得から「ダメのなものはダメ」的な、説明を端折ったままの説得へ
と移行していきます。これが第2段階。
第3段階は罵倒。論理的説明を行わないまま、自分の意に添わない者への潜在的な憎
悪は高まるばかり。というよりも、罵倒という外面ですでに顕在化していますが。捕
鯨反対派はその典型的な例。彼らは既にレイシズムに冒されています(『美味しんぼ』
での反捕鯨派の先住民差別発言。あれは実話だそうです)。
そして、第4段階が肉体言語。米国が(テロリストも)したくて堪らないこと。
これは誰もが抱える病。
私は、これを克服することなしに人類の進歩はあり得ないと考えます。
自分の正義に酔う者は、結局は他人を傷つけるだけで終ってしまうのです。
さあ、皆さんも自分の罪に向き合ってみましょう。