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「差別したくてたまらない」病の克服を!

2004/3/17 最初は誰でも初心者、30代

democrat様、
貴方は子供の頃、「バイキン!」と言われ苛められた事がありますか?
それとも苛めた側ですか?
この「バイキン」という言葉には科学的な意味も論理的な意味もありません。
純粋な差別感情の発露です。
これと同じで、『野蛮』とは、自称『文明人』が、自らよりも劣った存在を表現する 為に作った概念、平たく言えば『差別用語』であることである事を忘れてはいけませ ん(ちなみに『右翼』も差別用語。少なくとも左翼の側は悪意をこめてこの言葉を用 いている)。
先住民迫害は、すべて『文明』の名のもとに行われてきました。つい最近でいうなら、 超大国(米国と、かつて存在したもう1つの)によるアフガンへの軍事介入。「文明 が野蛮を克服する」の行き着く先の最も悲劇的な例です。これを『帝国主義』の一言 で片付けてはなりません。そこにあるのは、人間誰もが持つ心の病、『差別したくて たまらない』病です。

科学的に、あるいは論理的に誤った思考を解明し、それにより社会を良くしていこう というのは正しい態度です。しかし、人はしばしばそこに自らの優越性を見いだして しまいます。そのうち、自分の価値観と異なる存在は見下して構わないという思考が 生まれます。これが病の第一段階。罹ってる本人にとっては、とても心地よい状態。 何といっても、相手を見下せる大義名分が自分にはあるのだから!
自分達は賢者で奴らは愚民。愚民には我らが指導してやらないとな。こんな具合で、 科学的・論理的説得から「ダメのなものはダメ」的な、説明を端折ったままの説得へ と移行していきます。これが第2段階。
第3段階は罵倒。論理的説明を行わないまま、自分の意に添わない者への潜在的な憎 悪は高まるばかり。というよりも、罵倒という外面ですでに顕在化していますが。捕 鯨反対派はその典型的な例。彼らは既にレイシズムに冒されています(『美味しんぼ』 での反捕鯨派の先住民差別発言。あれは実話だそうです)。
そして、第4段階が肉体言語。米国が(テロリストも)したくて堪らないこと。

これは誰もが抱える病。
私は、これを克服することなしに人類の進歩はあり得ないと考えます。
自分の正義に酔う者は、結局は他人を傷つけるだけで終ってしまうのです。
さあ、皆さんも自分の罪に向き合ってみましょう。