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さざ波のお満さんへ

2004/3/19 クオリア、60代以上、労働者

 長壁満子 様
 お声がけ有難う御座います。
 何時も瞬発力のある言の葉。小気味よく感じています。
 さざ波で、貴女を知らない人がいたら、それはもぐりです。
 それを知っていて、いちゃもん付けるディベータ―は、為にする意図があるのです。 その筋のディベートクラブのあかんたれが、当サイトでも目立ちます。良識あるジャッ ジは見ています。「アメニモマケズ、カゼニモマケズ」宮沢賢治のように、頑張って 下さい。考えは違っても、真面目に、意見を云っている人は判ります。自分の論点に ばかり拘っていると、相手を見失います。「人を見て、法を説け」と云います。
 本物と偽物があれば、やはり本物は本物、偽物は偽物です。
 一人は騙せても、多数は騙せません。必ず判ります。
 真摯に意見を聞いて、忍耐強く説けば、相手にも通じます。
 時には「清濁合わせて飲む」ことも大切に思います。
 ただしあくまで相手が非礼なく、真面目に立論している場合です。

 長壁 様
 大阪の言葉に、「淀川のあの辺にはガタロ(河童)がいるし、気ィつけや」河童が いるぞと脅かされた子供たちは、想像上の動物に恐怖心をいだき、水の中に引き込ま れないように用心したそうです。衣の下に鎧がちらつく輩が、出入りしています。知 性と理性に磨きを入れ、ハイ・センスで敵と味方を識別して、「味方の中に敵を作ら ず、敵の中に味方を作る」さざ波興しをやりましょう。その神輿を担ぐ仲間達はぎょ うさんいてはりまっせ。「世の中」や「人」を見る私の物指しは、「弱者の立場」 「弱者の目線」です。弱者の立場で発言し、弱者の目線で判断・行動します。そうす れば、「世の中」も「人」も少しは変わると信じています。

 長壁 様
 私の家内は、50歳半ばに、網膜色素変性症と云う難病で、視覚障害1級の障害者 です。同い歳の私より、明るく・楽天的で、一日中ラジオを聞いて、カラオケクラブ や「難病の交流会」に参加したり、夜はアマチュア無線の仲間達とQSO(交信)して います。私が何よりも驚くのは、彼女は目に見えぬ相手の心を、会話の中で知ること です。
 それは神業と云っていいです。私自身も、ハム仲間とラグチュ―(お喋り)してい ても、相手の心は判りません。
 彼女曰く、「心が美しくなければ、人の心は判りませんよ」と云ってのけます。
 素晴らしい人と云えば、私たち夫婦に共通した素晴らしい人の存在があります。そ れは三人のパブロです。
 一人目は、パブロ・カザルス。(ソリスト・指揮者)
 二人目は、パブロ・ピカソ。 (画家)
 三人目は、パブロ・ネルーダ (詩人)
 三人の共通項は、スペインのフランコ政権に反対し、反戦・平和のわだちを残しま した。
 それでは、長壁 様、これからも健筆を期待しています。