イラク戦争開始1年をやっと過ぎたところというのに、また帝国主義者の忠実な僕であり凶悪な殺人鬼、イスラエルのシャロンがまたまた悪魔のような手段でもってパレスチナの組織、ハマスの最高指導者ヤシン師をミサイルによって虐殺した。
ハマスは欧米的にはイスラム原理主義であり、許しがたいテロ組織だと言われている。
しかし実態は生活困窮者の支援など様々な社会活動を主体に運動を続けている、言わばパレスチナの宗教NPOなのだ。
確かに強固な軍事組織を持つ、しかしこれは現在のイスラエル圧政下のパレスチナに於いて、運動体・組織が生き延びる為には必要な構成要素である。
インテファーダー、石だけの闘いで社会運動や政治活動が出来る訳ではない、それは安全圏に身を置いた者のたわごとでしかないと言えるだろう。
ヤシ師はもう相当の高齢で車椅子でしか移動できない、ハマスの精神的指導者である、シャロンにとって目障りといえ、決して虐殺の対象にはならない人物である。
ハマスは組織の総力を上げてシャロンに闘いを挑むだろう、もうそれしか活路はないからだ。
中東で新たな戦争が開始される、戦争の親玉はまだどこかに潜んでいるのだろうか?私たちはまた新たな抗議の闘いに出発しなければなくなった。
イスラエル、核を80発も持ちながら、8メートルの隔壁に守られながらも、かつてその豊穣な土地にアウシュビッッから、差別のロシアから受け入れてくれたパレスチナの人々を、虐殺しなければならないというイスラエルという国、そしてシャロンを私たちはどう捉えなければならないだろうか?
もうこれは歴史の皮肉でもなんでもない、まさしく現代帝国主義の救いがたい正体であり宿命である。
イスラエルはアメリカと共に、そしてこの日本帝国主義と共に私たちによって打倒されなければならないのだ。
そして現実に戻ってテロ議論が好きな誰かさん、この件でのあほ(ママ)らしい説教は止めてくださいね、シャロンのテロ行為批判は歓迎しますがー。