死刑には反対です!犯罪被害者の遺族も方の心情は理解できます。しかし、死刑執行
を命ずるのは法務大臣ですが、実際に受刑者の首に縄をかけて13段の階段を登ら
せ、床板を外すスイッチを押すのは刑務官です。なぜ、彼らは一般の人が、ほぼ絶対
に経験しない(したくない)人を殺す行為を行なはなければならないのでしょうか?
職務に忠実たらん公務員であるからということで済ましてよいのでしょうか?彼らの
贖罪の意識を思うと現法令の矛盾を感じます。死刑賛成論者も死刑反対論者も犯罪被
害者の遺族も実際に死刑を執行しなければならない彼らの苦悩を置き去りにしていま
せんか?犯罪者と被害者、そしてそれを裁く裁判所、刑を執行する刑務官のそれぞれ
の立場で死刑に関しての議論がされるべきです。だいたい「無期懲役」として15年程
度で仮釈放されること自体が不思議でなりません。刑務所に服役する人は「悪党」
じゃないんですか?受刑者の人権に熱心な人もいますが、「悪党」は一生、塀の中で
罪を償う「終身刑」が絶対に必要です。極論を言えば、「死刑廃止」「あだ討ち復
活」を考えないと被害者感情は収まらないと考えます。加害者を許すことが出来る人
・・・(文字化け)・・・問題となるのは狭山事件のような差別と冤
罪の可能性を含む事件の解決と、新宿バス放火事件のような生育環境に対する情状を
どのように考慮するかの司法判断でしょう。しかし、結局は、正当な捜査と正当な司
法の判断、そして被害者の納得しかありません。あくまでも被害者が極刑を望むな
ら、刑務官ではなく被害者自体が執行のスイッチを押すことが日本人のウエットな感
情に一番あっていると思います。
最後に、皆さんも死刑を執行する刑務官の気持ちを考えてみて下さい。