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ある真夜中の出来事

2004/3/25 寄らば大樹の陰、50代、苦闘するフリーター

3,20の少し前の事である。
布団の中でうつらうつらしていた午後11時半頃、電話がかかって来た。警察だとい う、「これから署に出向いて来い」との内容である。
「真夜中の11時半だぜ、お前らには常識と言うものがないのか」と怒ると「いや貴 方がなくされた自転車が出てきたので、今からお届けしたい」との事、仕方なく待ち 受けていると、それこそ12時過ぎに4人の警察官が古ぼけた自転車を持って現れ た。
確かにそれは私が半年前駐輪場で盗まれたものである。
聞いて見ると街の職務質問で不審な少年がいたので、質問すると「今年の初め、(私 の)駐輪場から自転車を盗んだ」と自白したと言う。
しかし時期的な記憶が3ヶ月以上違うのだ。
私は警官に「ご苦労さま」と言いつつ「今頃素直な少年ですね、余程の事がない限り 許してやって下さい」と言って帰ろうとすると「いや書類提出してもらわねばなりま せん」と被害届けなど4通もの書類を書かされ捺印させられたのだ。
しかも「少年と貴方の盗難の日付が違うとまずいので、少年の事だから貴方の日付を 変えてくれませんか」と来た。
私は真夜中に突然現れた異様な4人の警官によって、正真正銘の公文書偽造を強制さ れたのである。
このところ裏金作りや少女の連れ回りなど、警察官の不祥事が続発している、検挙率 が低いと嘆きながら、片方でビラ撒き不当逮捕や治安対策、テロ対策には熱心なの だ。
しかし、なぜ本人がほしくもない自転車を真夜中になって届けるのか、「まあ逮捕さ れる事はないな」など思いながら公文書偽造に協力させられたのである。
仮に私が権力にとってよろしくない行動や活動したら、間違いなく公文書偽造の別件 で逮捕されるだろう。
私の指紋は提出した書類にベタベタ付いているし、面も4人の警察官によってすっか り覚えられた、どうしょう?完黙とはいかないもののー、こんなのが一番困る、それ ともこれボーリヤクですかね?
さざ波の皆さん、私が公文書偽造容疑で逮捕されたら支援してく下さいね。
3.20が過ぎましたが真の闘いはこれからです、国民保護法など有事7法案(8有 事完成法案)が、北朝鮮への経済制裁法案が、そして教育基本法改悪、更に改憲攻撃 が身近なものとして控えています。
また自衛隊のイラク派兵は北部方面隊が終わっただけ、これから東北、関東、中部、 近畿と回ってきます、自衛隊の派兵反対、引き返せの闘いもこれからのです。
その闘いの為にも「自分のガード」はがっちり固めておきましょう。