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天邪鬼様 心より、感謝致します

2004/3/28 高山 優、20代、カウンセラー

「慰めにもなりませんが同じ問題を抱えるものとしての投稿でした。」

とんでもございません。あなたの温かい気持ちを、確かに受け取らせて頂きました。
 偶然にも、奥様が同じような状態をご経験されているとのと...。しかも、針のムシロのような場所で、独り戦っておられると聞き、それだけでも胸が痛みます。
 けれど、大きなストレスに蝕まれて、体を壊してしまっては、正しいことも、信念を貫くことさえままならなくなってしまいます。どうか無理をなさらずに。子供の立場としましては、リストラを免れるよりも、両親の健康が第一だと思いますから。

 私の父は戦わずして船を降り、今の状態に至っています。働き盛りの50代ではありますが、新天地を求めて旅をするには、いささか気力がついていけないようです。「数打ちゃ当たるよ!」という私の言葉も、あと何回打ったらいいのかと、先の見えない不安を垣間見せています。その問いかけに応えられない自分を、不甲斐なく感じています。

 17年間真面目に勤めた父を、希望退職に追い込んだのは、1年前にふらっと天下ってきた理事長です。職場のトイレの数さえまともに覚えていないような人が、17年間の月日をポイっと捨てていく。老後の心配は一切ない理事長さんが、高い年金をもらいつつ、更に高額な給料・ボーナスを喰らい、またいつか、多額の退職金を手にして円満退職...。これを不条理と言わずして何と言うのか?と思うのは、私だけでしょうか?

 現在、日本の自殺者は3万人。そのうちの6千人は中高年だと言われています。この事態を、国は厳粛に受け止め、私利私欲の事にしか使わない頭をフル活用し、早急に対策を練るべきではないかと思います。

 こんな大きなことを言っても、ただただ私は、早く父の晴れ晴れとした顔を見たいだけなのです。世の中の、理不尽な慣習をいくら恨んでみても、仕事が見つかる訳ではないと解っていますし、私がそこにこだわる事で、バッサリと切られた父の屈辱を、思い出させたくはないから...。

 50代の就職は、本当に本当に厳しいけれど希望は捨てません。今の父には、希望を持つことさえ重荷になるのかもしれないので、口には出せませんけれど。
 必ずどこかに、父を必要としてくれている職場があると信じて、私なりに戦っていこうと思います。

 天邪鬼様、本当にありがとうございました。あなたの言葉を、大きな勇気に変えて、これからも就職戦争に挑んでいこうと思います。