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山田盛太郎さんに同感

2004/3/13 大鷹、50代、労働者

 3/11付け山田さんの「事実を見るということ」に基本的に賛成です。
 共産党の活動家、機関の幹部がこのような意見をきちんと受け止めて大胆な党改革に歩み出すべきだと考えます。
 それが実際には出来ないことが1月の党大会で明らかとなりました。このサイトで共産党の「消滅」を必然と見る意見、「アメリカ共産党のような超極小政党」(山田さん)という意見などが出されるのも当然の状況です。
 身近な地域、自治体レベルでみてみると環境問題や福祉、平和、自治体政治改革など種々の市民運動が発展しています。特徴的なのは、これらの運動のなかで市民は政策的力量を高め住民間の意見の調整を行い自治体政治に肉迫し、確実に自治体政治に影響を及ぼし始めていることです。共産党が長期低落を続けているこの間も、その歩みは前進してきたのです。
 国際社会における人民の運動の広がりも同様の文脈でとらえることが出来るでしょう。
 このような社会の変化と今日の市民運動の意義を議員も機関もほとんど認識していません。ここに参加している党員は意識的なごくわずかの一般党員であり、忠実な党員や機関の党員の参加はほとんどみられないのです。彼らは後援会、国民救援会、……といった「内輪」の活動に一所懸命です。
 地域は選挙権を行使する場として、また、実際に政治を改革する可能性を大いにもった特別に重要な拠点です。労働者党員が住民運動にほとんど見向きもしない状況で、社会の民主的「変革」、ましてや社会主義的「変革」を展望することは不可能でしょう。
 したがって、多くの党員は革命の展望をみずからの言葉で語ることができません。「共産党原理主義」がたびたび俎上にあがっていますが、彼らはまさに「信じて」いるのです。「いつかはそうなる」と。
 理論と実践の根本的な再検討が求められていると思います。