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感謝と感動 天邪鬼様

2004/4/1 高山 優、20代

大切な人を亡くすことも、仕事を失うことも、同じ「喪失」なんですよね。
人は何かを失ったとき、様々な意欲が消え失せて無気力になる...天邪鬼さんのおっ しゃる通りだと思います。意欲を失くすというのは、命にかかわることだと私は思い ます。生きていく事だって、大きな意欲のもとに成り立っているのだから。
 それを取り戻すためには、一体どうしたら良いのでしょうね。起きてしまったこと は変えられないですし、明るい未来を保障することもできない,,,,。
 けれど、過去は過ぎ去ったもの、未来はまだ見えていないもの。そして私達が生き ているのは今この瞬間だけ。過去の経験を大いに活かし、未来への希望の種を、今新 たに植えることが一番なのかな?と、考えたりもしています。

とは言っても、天邪鬼さんのお話のように、労働組合が労働者を裏切るような世の中 では、そんな小さな希望さえ、芽を出させるのは難しいのかもしれません。その最中 にいらっしゃる奥様のお気持ちを考えると、行き場の無い怒りと悲しみがこみ上げて きます。

こんな思いを幾度となく味わいながら、それを原動力にして、私は半年間行動してき ました。
昨日、それが通じたのか、以前問い合わせた市営バス運転手の雇用主(市役所)から、 面接をしてくださるとの連絡がきました。経験者のみという絶対条件の求人だったの ですが、父のことを長々と説明して、なんとか検討してくれと懇願しましたところ、 面接を決定してくれたようです。
まだ受かった訳ではないのですが、こんなに嬉しいことはないと、父と母と3人で大 きな喜びに包まれました。

まだまだ長い道のりだとは思いますが、父が失った自信を取り戻すまで、私は希望を 持って頑張ろうと思っています。天邪鬼様の温かい言葉や、逆境に怯まぬ奥様の姿勢 には、とても癒され、感銘を受けます。
本当にありがとうございました。

追伸 先日、天邪鬼様のホームページにお邪魔させて頂きました。
どの絵も素晴らしいものでしたが、特に「天邪鬼」「漁火」には引き込まれるような 魅力があり、大変感動致しました。
「天邪鬼」は、初め炎の様な激しさを感じたのですが、なぜかだんだん寂しくなって きて、深い孤独が見えたような気がします。
「漁火」には、何とも言えない温かさ・愛おしさを感じ、女性のつまさきまで美しく 光っているようでした。こんな風に描いてもらえた被写体は、幸せですね。