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??? 自衛隊派兵の大看板・給水支援はNGO頼み

2004/04/22 たれりん 30代 職業訓練中しゅふ

???自衛隊派兵の大看板・給水支援はNGO頼み  4/22 17:30
 時事通信によると、政府は20日、自衛隊が活動するイラクのサマワ市を中心としたムサンナ州での給水事業を支援するため、総額35万3000ドル(約3800万円)の無償資金協力を実施すると発表しました。同州で給水事業を進めているフランスの非政府組織(NGO)アクテッドを通じた支援で、給水車両35台分のレンタル料などに充てます。
 危険な所にNGOは勝手に行くな、行って事件に巻き込まれたら自己責任だ、とさんざわめきちらしている政府のやっていることは支離滅裂。丸腰のNGOがやったほうが税金の節約になるし、効果的だという主張は派兵前からありましたが、しぶしぶ政府もそのことを認めたようですね。
 自衛隊がサマワに居座る根拠がまた一つ崩れました。
 そもそも引き金に指をかけたまま、銃口を民衆に向けて行う人道支援などありえるはずがありません。
 赤十字・赤新月の父であるアンリ・デュナンの提唱した「人道」ということばが、これほど弄ばれたこともなかったでしょう。赤十字で教育を受けた私にとっては、「人道」ということばに対して行われた政府・与党の虐待は、絶対に許せません。
 一方国会では、野党はイラク特租法違反を根拠に、撤兵を強く追及してほしいものです。未だに「サマワは戦闘地域ではない」と寝ぼけた答弁ですまし顔の政府・与党に対し、痛烈な一打を野党には放ってほしい。
 でも、共産党をはじめ野党の追及は生ぬるく、じれったい思いに駆られます。
 頭にきた話をもう一つ。週刊ポスト5/1号によれば、三人の人質事件がおこった時、政府・ならびに内閣情報操作室などが、人質救出よりも被害者や家族の思想信条の調査を優先させた、とのことです。
 暗澹とした戦時下の重い空気は、まだこの国から離れることを考えていないようです。