少々記憶が曖昧なので間違っていたらご指摘頂きたいのですが(引用文献につ
いて)、赤旗で不破議長が「北京の五日間」を発表してから、さらなる中国タブーが
加速したのではないのでしょうか。
不破氏が「中国は、もっとも信頼に足る政権である」旨、発言してから中国の問題
が赤旗でタブー化したのでは?と、私は見ています。地元のまちで選挙の応援に参加
した時、地元支部の人が「お偉いさん」と呼ぶ地区委員会の党職員の方に、私は質問
したことがあります。
「不破議長の発言のせいで、赤旗は中国問題をタブーにしているよう に私には思えるんですが…この頃、中国に関する記事自体、赤旗では少なくなってい ると感じます。」
「いやあ、そんなことはないよ。中国には三人の特派員が滞在しているし。」
「え、三人も記者が中国にいるのですか?それなのに、命がけで豆満江を渡る北朝 鮮難民や、難民が息をひそめて暮らしている延吉という町のことなんかは、どうして 取材しないんですか?」
「内政干渉になるから書かないんだよ」
「え、内政干渉?だったら外交面の記事なんて、ほとんど書けないんじゃありませ んか?」
「…」
「上海などの発展の陰で、地方出身者への差別や貧富の格差の問題、少数民族に対 する弾圧など事実は事実として、書けないんですか?」
会話の途中に来客があって会話は中断を余儀なくされたのですが、どうにも釈然と しないので、この会話はとても記憶に残っています。
真実を伝え希望を運ぶ、という赤旗のキャッチフレーズ。
それに反して、赤旗には中国や党自身のことは書かないというタブーがあるから、
また、主観が混じった記事が多く、読む人に書き手の主観を持たせようとする意図が
みえみえだから信頼できない、とその職員には伝えましたが。
中国の問題点を書くことよりも日中両共産党の友好に重きをおくなら、例えば中国 側に人道措置として北朝鮮難民キャンプのために土地を貸してほしいといった提案な り要求をしてくれたらなあ、と個人的には思うのですけれども。