傍観者さん、3人が帰国した直後、ファルージャでは、米軍の大規模空爆です。私は、実は、これをおそれておりました。
傍観者さんの頭には、ファルージャでの出来事は、3人のことと関連して、どう、ご覧になっていましたか。
先の大歩危氏のゆでがえるぶり(実はこのお方は、私の言うゆで蛙ではなく、右翼ネット板に出入りされていた、意図したゆで蛙だったようです)に、堪忍袋の緒も切れたのです。
あなたが、「純粋な人の善い」ゆでがえるだったとしても、わたしの目には、そうしたのノンキさこそが、許しがたいと映ってしまいます。
だって、そうではありませんか。
わが軍隊が、他国の人を殺すために、待機しているのですよ。
実際、ファルージャでは、4月に、二度目の大規模空爆です。前回は、クラスター爆弾まで使い、赤ちゃんから女性中心に犠牲になりました。「ファルージャの悲劇」とか検索すると、子どもや赤ちゃんの無残な映像が見られます。
自称ゆでがえるさんも、ほんとうに、よく、自覚していらっしゃいますが、わたしたち日本人というのは、どこまで、井の中の蛙なのでしょう。
ある若者の意見ですが、
「戦争というのは、老人(年齢という意味ではなく)の頑固さと報道のプロパガンダによって、定着していくのではないか。戦争体験がありながら、それを無視し、身の周りのことのみに拘泥することで、戦争を見ない人が多い。中には、きちんと見抜いて、抵抗している人もいるが、大方の人は、生活だけにこだわっている」
「歴史上、戦争を起こしたやつはいっぱいいるけど、こんな残虐兵器で人を殺すのはそういないのではないか。ブッシュが死ななきゃ、平和は訪れないと思うが、第二第三のブッシュがでてくることだろう。例えばチェイ二ーとか。
ここはぐっとこらえて、地道にメセージ(反戦の)をおくりつづけることが大事なのではないか」
傍観者さん、あなたが、対岸の火事を傍観なさっているとき、あなたの家の中に、暴漢が現れ、あなたの奥さんやお子さん、孫などを殺しまくり、あなたにむかってきそうなとき、あなたはどうされますか。逃げ道を一切封鎖され、空から空爆されるというとき、途方にくれたあなたの目の前に、その暴漢の子どもが2人ばかり遊んでいたとしたなら。
PS:今回のファルージャでの米軍の攻撃は、先に4人の民間人の遺体損傷が原因のように言う人がいますが、この遺体を見せしめにする以前に、イラク民衆は10数人殺されていますし、犠牲は子どもや赤ちゃんです。一年前の5月、米軍の占領にデモで異議を唱えた民衆に発砲。小学生が10数人殺されてもいます。
しかも、遺体は観る者が苦痛であるだけで、当の遺体は、何にも感じません。ここのところを理解する必要があるのではないでしょうか。また、4人は民間人でなく、軍事会社の傭兵クラスです。今、米軍の志気は最低。戦争会社から、兵隊を雇っているだけに、モラルも最低だといわれています。