私もお寺の掲示板に書かれた寸言のフアンです。
今でも心に残された言葉があります。
踏まれても、
根づよく忍べみち芝の
やがて花咲く 春来ぬべし (読人不知)
人生のデット・ロックに乗り上げる度に、よく反芻しました。
日本の敗戦の時は、小学校の二年生でした。
あたり一面焼け野原、食べる物もない、ひもじい、ひもじい、毎日でした。昨日まで、「天皇陛下の為」「御国の為」と教えられた教科書は、真っ黒く墨で塗られ、戦後の教育を受けました。価値判断の基準が百八十度変わり、戸惑いました。
八日夜、カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」が、「ムジャヒディン旅団」なるグループが、NGOやジャーナリストな
ど民間邦人三人を人質として拘束したと報道しました。
犯人グループは、自衛隊の撤退を条件にして、三日間の期限をつけ、聞き入れなければ殺害すると脅迫しています。
それに対して、小泉首相は「全力で救出する。しかし、自衛隊の撤退はしない」全くこの期に及んで、本性丸出し、狂ってとしか云いようがない。国民の命も守れない首相である。
「国民の命を守る」ことと「テロに屈する」こととを秤にかけているのには呆れかえる。
拘束された三人の中で最年少の今井紀明さんは、先月、高校を卒業。昨年12月、「NO!小型核兵器(DU)サッポロ・プロジェクト」を設立。劣化ウラン弾の危険性を訴えてきました。
よ~く考えよう。君になら判ると思います。
何故、此処にまで至ったかを。全ては、ブッシュと小泉のシナリオによるものである。今は、大人とか若者の次元で、この風潮を論ずるときではないと思います。
老いも若きも、老若男女が、手に手をとって、イラク撤兵! 戦争反対!を行動で果たすべきです。
ある大学生は、自分のHPで、こんな詩を書いています。
*戦争を知らない世代の戦争
戦争は惨劇である。
私の世代は戦争を知らない。
戦争はいけない。戦争を起こしてはいけない。
大勢の大人と呼ばれている人たちが云った。
人を一人殺せば犯罪者、100人殺せば英雄。
戦争の悲惨さはそこにあるのではないだろうか。
人を殺して喜ぶ、そんな世界こそ悲劇である。
戦争はいけないこと、
けれどその前に、
人を殺すことはいけないこと。
そのことを先に教えるべきではないでしょうか。
私にとって少なくとも今の日本は戦争を知っている日本だ。
何とも遣り切れないこの大学生の心情が、私には痛いぐらい理解出来ます。ちょこ&みいた君、君の投げた一石に感謝します。キッと大きな波紋となり、多くの大人たちの胸を打つことでしょう。自衛隊のイラク撤兵のために、共に頑張ろう。