投稿者のみなさん、読者のみなさん、お元気でしょうか? 私は毎日が崖っぷちの生活を続けている共産党支持者(自由業)です。こういった掲示板は大きな事件がある場合にしか見ないのですが、今回のイラクでの「人質事件」について、2チャンネルなどを見た後、ここに来ました。ちなみに2チャンネルなどの掲示板では、例えば「反米イラク人の手先のNPOなど死んでもよい」などといった、親米愛国派(?)の若者達がかなりの勢いです。また、大手新聞社の世論調査でも「自衛隊即時撤退」を支持するのは「少数」だそうです。それからすると、ここはやはりほっとします。
さて、小泉政権が今回の事件をどう解決するのか? これは、今後の日本の政治状況を決定的に左右する可能性があるでしょう。私のような共産党支持者(他の党が支持できないから、仕方なしに共産党支持者になった)から見ても、小泉氏は、志位氏や菅氏より役者が数段上だと認めざるを得ません。この大不況で自殺者続出の時代、本来なら眠っていても共産党は選挙に勝てる状況ですが、残念ながら党に関係ない一般市民(すなわち有権者)と話をしていると「共産党や社民党はもう終わりでしょ?」とか「参院選で負けたら、解党ですか?」といった発言にけっこう出会います。その程度にしか見られていません。
この状況の中で、今回の「人質事件」は、ひょっとすると共産・社民のような「戦後サヨク」と呼ばれる既存の抵抗政党が完全に息の根を止められる可能性を秘めていると感じます。小泉政権は「テロリストと妥協したら世界の笑いものだ」という主張を展開していますが、これは大成功の模様です。確かに一国が軍を派遣する決定を行い、民間人3人が人質に取られたという理由で撤兵するとしたら、多くの国は笑うでしょうし、それは確実です。私の周りにいる外国人を見ていても「テロリストと取引をしたら、世界に迷惑をかける」といった感覚が強く、この点に関しては欧米人もアジア人もみな同じです。そういう意味では、志位氏の言う「即時撤兵」が、多くの有権者に「また共産党がバカなこと言ってる」というイメージを植え付けることが心配です。実際に、大混乱のイラク(その原因は元を正せば英米の侵略)から各国の軍隊が一気に撤退したら、国連の活動などまず無理でしょう。そういった実務的な詰めがまったくない(できない)のが、いわゆる「戦後サヨク」の悲しい性です。もともと、一般の労働者(労働貴族ではない勤労者)のあいだでは「共産党は理屈だけ」「共産
・・・(文字化け)・・・。石原都知事は「テロリストとの対決」を宣言して気勢を上げています。こういった「したたかなプロ達」に対抗できる人材が「戦後サヨク」にまったく見当たらない以上、国民・人民の側で立ちあがるしかないわけですが、それにしても、今すぐに「共産・社民」が消滅すると「翼賛体制」しか残りません。将来的には「平和」とか「福祉」とか、そういった大切な問題を、労働貴族の利権の取引材料に使うのではない、本物の社会主義政党を作り上げる(例えば、共産党と社民党を合併させて?)必要を感じますが、今そういう夢みたいなことを言ってもしょうがないので、とりあえず「イラク戦争は侵略戦争だ」ということを、周りの人に言い続けたいと思っています。これは案外、民族派右翼の人などはしっかり認識してますが、タクシーの運ちゃんなどはだめですね。労働者必ずしも「良識」はなし・・・ですか?