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一般投稿欄

座して死を待つわけには行かない「武装集団」といわれる義勇軍のの抗い

2004/4/13 長壁 満子、40代、金融

 インターネットでは、暴虐が吹き荒れている。侵略戦争続行を希望する小泉政権は必死である。3人が元気に帰ってもらっては、都合が悪いことこの上ないからだ。「平和の使徒」にするわけにはいかないといった公明党。
 本音がぼろりぼろり出てくるわけだが、いったい、こういう人たちは、自分を何だと思っているのだろうか。
 国政を担う責任のかけらもなければ、人間としての血が通っているとも思えない。ただただ、グローバル経済の延長線をひた走るコトをよしとする。それが、イラクを収奪し、イラクの人肉をくらうことであれ、イスラムを敵にまわすことであれ、頓着しないようである。
 今後、延々と世界中をあまねくのし歩き、吸血鬼のごとく血をすい続ける米国に付き従って、人肉のかけらでももらおうと、涎をたらす日本国である。  そのための今日までの日本政府の施策は、まことに、上等であった。日本列島の隅々まで、汚染されたかのように、猛毒が速やかにききはじめている。
 日本人の人質救出作戦に、なぜに、こんなに寄ってたかって、ゆでがえる軍が群れるのか。大方は差し金であろうが、その、悪意を実行する勢力が恐ろしい。権力と結託しているものから、ほぼ、そうでないのまで、いとも簡単に、国策・政府の企みと歩調をあわせるから、あな、恐ろしい。
 このたび、イラクの義勇軍は日本国家より日本の国民を選択して、解放をきめたのだ。それを妨害したのは、日本政府と米英軍である。家族と会わない小泉は、占領軍の親玉・チェイニーと結託し、取引をした。
 おりしも、3人の誘拐地・ファルージャでは、イラク人への激しい掃討作戦が実行され、1500人殺戮。停戦後も米英軍70人にイラク人700人の犠牲。クラスター爆弾をつかっての狂気の蛮行である。どうして、許すのか。
 こうしたケダモノに、何時まで、凶器を持たせるか。
 私たちは、今、事実と真実をしっかりと見なければならない。お遊び半分の掲示板では、もっともらしく装いながら、国策を後押しするかのような狂気が踊っている。これらに妨害されて真面目な掲示板がパンクをすれば、内容がおかしいからと誹謗する。まことに、恐ろしい世の中になったものである。
 何度も何度もいうが、今世界は、戦争中である。ことに、イラクは、米英軍が侵攻し、激しい戦乱最中である。ファルージャで、大虐殺がおこっている。
 3人の解放は、この戦乱がやまなければ、身動きできないことは、一目瞭然である。自衛隊も、米英軍も撤退しなければ、戦乱はやまないのだ。とっとと出て行くのが先決だ。
 イラク人を未曾有に殺し続けていけば、また、この占領に加担した国は、大規模なテロに見舞われ、新たな戦争に突っ走るのだろう。永遠のいたちごっこを狙うネオコンシオニズムたち、私達日本の国民は、こうした輩に付き従って、茹で上がるわけにはいかない。
 本来の真人間の感覚を取り戻し、考えてみよう。次の声明を、素直に読んでみることから、始めないか。この声明は恐らく、イラク民衆の、平凡な活動家のものと思われる。一体全体、ファルージャの虐殺の真っ只中で、遊びや冗談が通用するだろうか。
 殺し殺されるという修羅である。
 日本の安全地帯からのものではないのである。

 「武装集団」の声明文
 慈悲はあまねく慈悲深き神の名において
 我々は3人の拘束に関して、市民の生命を軽視する日本政府の姿勢を大きな苦痛を伴って聞いた。日本政府は、日本国民に対して最低限の敬意を払っていない。ましてや、イラク国民のいのちについては敬意を払っていると言えるだろうか。日本政府の指導者が高慢な発言をしたことなどから確かなことは、日本の政治家たちは、国民の意思を反映しているのではなく、ブッシュやブレアの犯罪的な振る舞いに従っているということだ。我々は、日本の国民の声に耳を貸すことにした。
 米国は広島や長崎に原子爆弾を落とし、多くの人を殺害したように、ファルージャでも多くのイラク国民を殺し、破壊の限りを尽くした。ファルージャでは、米国は禁止された兵器を用いている。

 友好的な市民を殺すつもりない

 我々は外国の友好的な市民を殺すつもりはないと全世界に知らせたい。なぜなら、我々はイスラム宗教者委員会が我々に殺害を思いとどまるよう求めたことを今晩の報道や特別な情報源から知ったからだ。
 我々は、日本人たちが占領国に汚染されていないことを確認した。(人質の)日本人たちがイラク国民を応援していることや、家族の悲しみを考慮し、日本国民の姿勢も評価して、つぎのことを決めた。
 (1)我々は、イラクのイスラム宗教者委員会の求めに応えて、3人の日本人を24時間以内に解放する。
 (2)我々は、親愛なる日本の民衆に対して、日本政府に圧力をかけ、米国の占領に協力して、違法な駐留を続ける自衛隊をイラクから撤退させるよう求める。神は偉大なり。勝利するまで戦いは続く。
 ヒジュラ暦 1425年サファル月19日
 西暦 2004年4月10日
 サラヤ・ムジャヒディン