まず、寄らば大樹の陰さん、私の投稿を読んでくださりありがとうございます。50代のフリーターとのことですが、私も40代で自営業です。毎日が勝負、日銭稼ぎでやっています。しかし、若い頃には労働貴族で、けっこう楽してました。・・今ちょうどイラクで先に人質になっていた3人が解放されたニュースを見ています。どういう経緯で解放されたのか(例えば身代金?)詳しく言っていません。これが小泉政権の交渉によるものとすると、参議院選挙に向けて大きな成果になりますが、どうも「交渉」はなかったようです。誘拐事件を起こしたイラクのグループ(プロの戦闘組織ではないらしい)が自発的に解放したらしく、これは一番良い形です。米軍の特殊部隊が救出などということになれば、商業マスコミがどんな反イスラム報道をするか目に見えるようでした。少なくとも今回の事件が日本の支配層と人民に教えたのは、米英が中東を支配する能力を持たないという事実であり、現在のところ米英を中心とする「新自由主義勢力の支配(経済と軍事の両面)」に対して、現実に戦闘し対抗しうる唯一の勢力が「イスラム」であるということだと思います。
さて、私の投稿への「寄らば大樹の陰」さんの意見について感想を書かせていただきます。あなたがどんな人生を生きた方か詳しく分かりませんし、いい加減な議論は時間の無駄ですから、感想として述べたく思います。
1.「平和ボケ」の解釈・・・この言葉に対するあなたの本能的反発は、あまりにも典型的な「戦後サヨク的反応」です。私の言う「平和ボケ」の意味は、高度成長と天下泰平がもたらした特殊な思考停止状況という意味です。ですから、自民党から共産党まで含めた「思考停止」です。具体的には、思考停止の人間は「日米同盟」か「平和憲法」のどちらかを信奉します。もちろん本質的な「革新思想」とはほとんど関係のないもので、現象的には労働貴族のプチブル労働運動を隠蔽する「平和運動」や「アメリカ民主主義礼賛運動」を特色としています。
2.「平和憲法」は米国依存を強化!・・・ご存知のとおり、日本国憲法はブルジョア民主主義憲法です。所有権の不可侵を高らかに吼えています。もうそれだけでも人民の側では支持する価値がありませんが、さらに有害なのは「軍事面の対米依存」を永続化させることです。各種の世論調査でも明かなことは、平和憲法を支持する人のかなりの割合が「日米同盟支持」となっていることです。要するに「戦争が必要な時はアメリカに頼むから、アメリカとの同盟が何より大切だ」というもので、まことにもって反動的・幼稚な考え(いかにもプチブルの平和ボケ!)です。
最後に・・寄らば大樹の陰さん、お互いに頑張りましょう!