正統派マルクス・レーニン主義者は、労働者階級から孤立した少数の心情的左派の行動主義をブランキズムとして批判したのではなかったでしょうか?
労働者には労働者の言葉で語りかけねばならない。労働者内部で多数派を形成する事なく、前衛主義を語って少数で行動を起こしても、世の中を動かすのは難しい。私はこの意味であっしら氏の方が立場がレーニンに近いと思います。長壁さんの立場はマルクス・レーニン主義よりは左派エスエルに近いように思います。
もちろん、左派エスエルはボルシェビキの友党であり、共に闘うべき仲間であって、革命後の左派エスエルへの弾圧は間違っていると思いますが、大衆から浮き上がった一揆主義・極左冒険主義はレーニンは厳しく諫めており、レーニンはエスエルより穏健派のイメージが強いように思います。
長壁さんの歯に衣を着せぬストレートな問題提起は日共本部の奥歯にものがはさまった問題提起より確かに良いものも持っていると思いますが、茹で蛙の相手に合わせながら、同じ主張をよりやわらかい言い回しで理解させるのも大切かと思います。長壁さんの言う事をすぐに理解できる人ばかりだとは思いません。あえて遠回しに卑近な例を取りながら、相手に理解させていく。これが多数派形成には大事かなと思うのです。